Hope..469 ページ19
〜 海人side 〜
久しぶりに学校に向かうと
教室に入るなり、皆から祝福されてびっくりした。
そしたらクラスの皆に連れられて
いろいろ質問攻めされながらも、なるべく俺はきちんと答えていった。
男「海人が大学行かないなんて、マジでほんともったいないよな〜」
海「俺もそれは思うけどね笑」
女「推薦、取り消す人なんて初めて見たよ」
海「いやー…やっぱり、デビューしたからには、やりたいこと沢山あるからね」
確かに、ほんとは推薦もらえてたし、
廉が行ってるのもあって俺は、大学には絶対に行きたいと思ってたからな…
でもデビューが決まって、
やりたい事がいろいろと思い浮かんじゃって…
絵を描く事が好きだから、
そういう絵の仕事も挑戦してみたいし、
ギターも買ってるから、ライブでファンの前に立って披露したいっていうのも夢だしね。
だから大学行くのを辞めたんだ。
父さんと母さんからは、それに賛成してくれてて、
いろんなことに挑戦するなら、諦めないよう最後までやり遂げること…とは言われている。
だから自分がそう決めたからには、
King & Princeのメンバーの1人としても
これから増えていくであろう個人の仕事でも
頑張っていきたいな…とは思ってる。
男「でも俺達は応援してるから」
女「私も私も!」
男「ライブ、決まったら誘えよな!」
海「なに、その上から目線…でも、ありがとう笑」
やっぱり、クラスの皆からの
おめでとう…とか、応援してくれてるんだって思ったら、ものすごく嬉しくてたまらない。
そう思うと、こんなにも温かい気持ちになったのは
初めてかもしれないな、笑
そして…そんな昼休みの時間のことだった。
1人で飲み物を買いに行って、教室に戻るために3年の廊下に歩いてるとー…
沙「…あ、Aどうだった?大丈夫なの?」
目の前の向こう側…つまり廊下の教室前で
伊藤と…Aちゃんがいていた。
思わず俺は立ち止まってしまう。
Aちゃんは後ろ姿で表情は見えないけど…
伊藤はかなり心配そうにしていた。
いったい、どうしたんだろう…
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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2019年4月11日 22時