Hope..465 ページ15
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朱「Aちゃん、驚きすぎ笑」
《ごめん!》
朱「別に謝らなくていいよ笑」
そう苦笑いながら朱莉ちゃんは、
靴に履き替える。
朱「…まぁ、久しぶりだもんね。会うの」
《ね。思わずびっくりしちゃった》
朱「隣のクラスでもやっぱ、会わないもんだねぇ…あ、そうだ。ちょうど良かった」
「…?」
朱「Aちゃん、ちょっと付き合ってくれない?」
……そう言われた私は、
とりあえず、朱莉ちゃんに着いていくことにした。
着いた先は、若い女性に大人気の高校の近くにあるクレープ屋だった。
朱「新作のクレープ食べたかったんだよね!ずっと行列できたりして、買いに行けなかったからさ」
《そういえば私も広告で見たかも》
朱「でしょ。Aちゃんは買わなくて良かったの?」
《うん、私はいいや笑》
人気の新作を買った朱莉ちゃんと一緒に
すぐ側にある公園のベンチに座った。
《もう引越しの準備とかしてるの?》
朱「まだだよ。今は試験の合格発表、待ちしてる」
…あ、
そういえば、前に好きな人と同じとこ行くって
確か言ってたっけ?
そっか…朱莉ちゃんは既に試験を終わらせたんだ…
留学は公立の小学校とか中学みたいに、
普通に入学はできず、もちろん受験として試験を受けなければならない。
だから私も…
《朱莉ちゃん試験、もう終わったんだね》
朱「でも油断はできないよ。もうドキドキだもん」
《私も頑張らなきゃな〜》
朱「がんば…って、え?」
なんとなく、メモに書いた言葉を見せる。
すると案の定、朱莉ちゃんはびっくりしていた。
予想通りだ…笑
朱「え、ちょっと待って…どういうこと?Aちゃん、受験しないんじゃなかったっけ?」
《するよ?》
朱「どこっ?!」
《もちろん留学。イギリスに行くんだ》
朱「…っ、ええええええ!!?」
そりゃあ、驚くよね…笑
だって、しばらく会ってなかったから、朱莉ちゃんには伝えていなかったんだもん。
…それに、
朱莉ちゃんの幼馴染みでもある海人くんにすら
伝えていないわけだしね…
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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2019年4月11日 22時