Hope..455 ページ5
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そして海人くん達のデビューが決まり、
土日の休みも終わって
いつものように朝から高校に登校する。
沙「あ、A!」
《おはよう》
靴箱から階段を上がって、3年生の廊下に行くと、
沙耶がいた。
でも、なんでここに?
そう思って、メモに書いて沙耶に見せる。
《教室いかないの?》
沙「いや、それが─…あれ見てよ!あの人だかり!」
「…!?」
沙耶が指をさした3年生の教室がある方を見れば
確かに、人だかりができていた。
これって──…
沙「絶対、海人くん目当てだよ」
《え、人目みるために?》
沙「そうみたい。だって見て?1年生とか2年の後輩まで来てるもん」
まじか…
後輩まで来てるんだ…笑
沙「よくもまぁ…3年生の廊下なんか来れるよね。しかも隣のクラスとか同級生の子らも来てるし」
凄い…
デビューすると、こんなにも凄い事になるの?
「海人くん教室にいた!?」
「海人先輩どれ?!」
「私、実は紫耀くんのファンなんだよね!」
「え!私は神宮寺!」
「ねぇ、おめでとうって伝えたいんだけど!」
「話しかけたい〜!」
「「「キャアアアァァ─────!!!」」」
「海人くんと目が合ったんだけど!」
「私とだよ!」
…と、周りの同級生、後輩の女子達が騒ぐ騒ぐ。
こんなんじゃ教室に入れないじゃん…
同じクラスの男子の皆さんも困惑してるし…
ものすごいキャーキャー鳴り響く…
沙「……迷惑すぎる」
《本音、言ったらダメだよ笑》
沙「だってぇ…」
まぁ、気持ちはわかるかどね…笑
こんなにも騒がれるなんて
なんだかんだ、デビューの力って凄いんだなぁ…って思っちゃうもん…
Jr.の頃から人気の凄さは知ってたけど…
昨日、デビュー決まったばかりなのに
海人くんと廉くんと紫耀くん、King & Princeの人気の凄さを改めて、思い知らされた気がするよ。
先「なんだ、この騒ぎは!?」
先「早く教室戻りなさい!」
すると、いつの間にかチャイムが鳴っていて
担任の先生や他の先生が慌てて来た。
先生…ご苦労さまです…
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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2019年4月11日 22時