Hope..452 ページ2
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デビュー…?
ほ、ほんとに…本当にデビューするの…?
でも、何度も目を瞑っては、テレビを見つめるうちに確実に映ってるのは海人くんで…
紛れもなく、
高橋海人 (18)…と書かれていた。
その隣には廉くんと紫耀くん…
そして、Princeの岸くんと神宮寺くんと岩橋くんだ。
その6人が合体して、できたグループ
“ King & Prince ”
「海人くん…ついにデビューするのねぇ…それに廉くんと紫耀くんも…あとの3人もかっこいいじゃない」
「……」
私の斜め前にいるお母さんが呟く。
私は黙ったまま、テレビ前へと近づいた。
「この前の…去年のクリスマスに来てくれた6人って、この子達なんでしょ?」
《そうだよ》
「やっぱりテレビで見ててもイケメンよね!」
聞いてきたお母さんに
私は仕方なく、メモに書いて見せた。
まぁ…
6人揃えば、余計に輝いて見えるんだけど…
クリスマスで、この6人に会ってるんだもんね…
テレビ越しに聞こえるファンの人達のキャー!に
圧倒されちゃうよ。
改めて、Jr.の頃からの人気度が凄い…って
伝わってくる。
海「僕はですね、朝にコンフレーク食べてる時にジャニーさんから電話かかってきて、
普通に吐き出しそうになって、うわ!やべ!行かねば!って…人生初めてコンフレーク残しました笑」
今やってる会見の2時間前に社長さんから…
噂で耳にはしていたけど、やっぱりデビューって、いきなりするもんなんだね…
そっか…
海人くん…デビューすることが夢だって確か、
いつの日か言ってたっけ…
夢…叶えられたんだ。
良かったね、海人くん…
テレビ越しの海人くんはものすごく嬉しそうで…
私まで嬉しくなる。
だけど…だからこそ私は…
既にその瞬間から、自分なりの “ 答え ” を
見つけたのかもしれない。
だから…
デビューおめでとう…海人くん。
私はテレビ越しに映る海人くんに向かって、
そう心の中で吐いた。
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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2019年4月11日 22時