apart399 ページ49
〜 海人side 〜
海「Aちゃん」
《あれ、みんなは？》
2人っきりにさせたいがために、
メンバーと伊藤に後押し？…みたいなことされて…とりあえず、玄関でAちゃんを待っていた。
でも玄関には俺しかいなくて、
キョトンと、不思議そうな顔をしているAちゃんに、思わずクスリと笑ってしまいそうになる。
そんなAちゃんの姿が可愛くて可愛くて…
たまらない俺…笑
海「みんな、先に行ったよ笑」
俺がそう言うと、
Aちゃんは、えっ！？と驚いた顔になる。
《もしかして待っててくれたの？》
海「うん、待ってた。Aちゃん1人を置いて、先に行くなんて、できないから笑」
《ごめんね、待たせちゃったよね？》
海「そんなことないよ」
まぁ…本当は待ってたんじゃなくて、あの人達が無理やり、2人っきりにさせたんだけど…
でも正直に言うと、
本当はAちゃんを置いていくなんてこと、できないんだけどね…笑
せっかくのクリスマスだし…
メンバーと伊藤の優しさだと思って甘えないと。
俺達は玄関から出て鍵も閉めて、エレベーターのほうまで一緒に歩く。
俺はなんとなく、
横に並んで歩くAちゃんの顔を見つめた。
やっぱり…告白はまだ、できないかな……
俺は好きって気づいてても、Aちゃんが俺の事をどう思ってるのか、わからないし…
もしかすると、
友達…としてか、思ってないのかもしれない。
…だけど、これだけはわかるんだ。
俺もAちゃんも、
お互いに、すごく大事な存在で特別な存在で…
絶対に、失いたくない友達なんだって事くらいは…
その想いはお互いにあって、
俺とAちゃんの絆は深まってる気がする。
だけど、もう少しだけ告白は保留しておこう。
今は今まで通りの…普段が俺達には合うと思うから…
《どうかした？》
海「…ううん、なんでもないよ笑」
俺はこれからもずっと、Aちゃんの隣で幸せを願い、笑顔を守り続けるよ。
…なんて思いつつ、エレベーターが来るのを待った。
海「…あ、そうだ──…」
俺はふと思い出して、
鞄から、小さなある物を取り出した。
．
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Ageha♪ - 最初から何回も繰り返しで読んでます。自分のなかではお気に入りの作品なので楽しませてもらってます！ 頑張ってください！ (2018年12月9日 14時) (
レス) id: ed50516e15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅぷ〜ま | 作成日時：2018年12月4日 17時
