１年越しの奇跡 ~ Future ~ ８ (ページ48)

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apart398 ページ48

～海人side ～

俺は瑞稀のことだな…と思いつつ、苦笑いをする。

沙「ちょっとA、なにするの？笑」

《ごめん笑》

海人「まぁ、あれだよ。男っていうのはAちゃんのいとこだよね？笑」

うん、と頷くAちゃん。

廉「海人の言ってた通りやん笑」

《紫耀くんが見かけた日は、いとこの弟が誕生日だったから一緒に誕プレ買いに行ってたんだ》

紫「そうなんだ。体育祭の時も見かけてたから、ずっと誰だろう？って気になっててさ、いま納得したよ」

ははと、笑う紫耀にAちゃんは驚いてる様子。

無理もないよね笑

いろんな意味で紫耀は、体育祭の時も含めて2人が一緒にいる所を遭遇しすぎてたんだし…笑

まぁ、瑞稀がキャップしてくれてるから、今はバレずに済んでるけど…

廉「てか、買い出しの時も駅でAちゃん、いとこの人とおったやんな？海人」

海「あ、うん。たまたま見かけて…」

《あれは、いとこの親が九州に行ってたみたいで…わざわざお土産、届けてくれたの》

沙「そうなの？でもお土産、持ってなかったよね？」

《先に私が買い出し行く用があるって伝えてたから。渡さずにマンションまで届けてくれたの》

神「じゃあ、その子は敢えて、荷物を増やさないようにしてくれたんだ」

玄「その人と仲いいんだね笑」

なるほど…

だから帝劇の終わりに瑞稀は、俺と廉よりも先に行って、お土産を届けに駅にいたんだ。

クリスマスの買い出しも聞かされてたんだね。

岸「よし、じゃあ…Aちゃんの一緒にいた男が、いとこだと判明したという事で帰りますか」

廉「また、そのうち皆で集まったりしよな」

紫「その時は仕事がない日でお願いします」

神「確かに、笑」

《じゃあ、私も外の駐車場まで行くから、玄関の鍵をとってくるね》

そんな話をしながら、

Aちゃんは家の鍵を取りに行き、俺達は上着やコートを着て、鞄を手に取った。

そして、玄関に向かう皆の後ろにいてると、

廉が俺の方に振り向いた。

廉「あ、海人はおってや」

海「えっ」

沙「あ、そっか！2人っきりになるチャンスだもんね」

紫「…じゃあ、俺らは外で待ってるから笑」

そう言うと、皆は俺にニヤニヤしながら、靴に履き替えて玄関を後にした。

まじか…

なんか急に、緊張してきた……

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