１年越しの奇跡 ~ Future ~ ８ (ページ45)

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apart395 ページ45

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岸「広っ…！？」

紫「うわ、景色めっちゃいいじゃん！」

神「さっき、海人に教えられたけど、このマンション40階建てだっけ？最高じゃん」

《ここだと37階だよ》

玄「Aちゃんって金持ちだったんだね」

《違うよ、めちゃくちゃ庶民だから！》

沙「…って毎度のように言ってるけど、庶民が住むようなマンションじゃないからね？笑」

うっ…確かにそうなのかも…

お母さんと2人暮らしだから、もう慣れたけど…余計に広く感じてしまうしね…笑

だけど、お父さんが生きてた頃は…

結婚する前からここに同棲してたらしいから、お母さん的にはこのマンションを手放したくないくらい…

思い出のマンションなんだけどね。

だから7年前にお父さんが亡くなってからも、

引っ越すに引っ越せなくなったんだ。

海「しかも、お客さま専用の泊まる部屋もあるから本当に凄いんだよ笑」

紫「お客用の部屋！？」

廉「あのベッド気持ちいんだよな～」

神「廉、泊まったことあるのかよ笑」

廉「あるで。あ…もちろん海人と沙耶ちゃんも一緒に泊まってんけどな笑」

岸「当たり前だろ！それくらいわかるわ笑」

紫「廉1人とか大問題だろ笑」

廉「やっぱり？海人に殺されかねないしな笑」

…確かに、廉くん1人で泊まりに来るなんてことは、

絶対にありえないもんね。

それに廉くんは私とは、そんな親しくない訳だし…沙耶のこと好きな訳だしね…笑

海「あ、Aちゃん、俺が誘ったにも関わらず、呼んでくれてありがとね」

すると、海人くんが私の側まで来て、

話しかけてきた。

《こちらこそ。海人くん達も舞台中で疲れてるはずなのに、誘ってくれてありがとう》

海「はは、やっぱりクリスマスは寂しくないように、皆で楽しまなきゃだもんね！」

皆がベランダ側にいる中、私達は少し離れた後ろの方にいていた。

海人くんの言う通り、

クリスマスは恋人がいない分、鍋を囲んでパァァと楽しみんでいたいもんね。

沙「あのー…お2人さん。2人の世界を邪魔して悪いんだけど…乾杯しよ？笑」

廉「ほんまそれな──」

岸「見せつけんなよ～」

海「別に見せつけてないから！」

気がつけば、既に皆はテーブルにきていた。

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