１年越しの奇跡 ~ Future ~ ８ (ページ44)

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ピンポ──ン…

沙「あ、みんな来たんじゃない？」

《だね。出迎えてくる》

沙「私も行く」

夜の９時すぎとなって、海人くん達が来た。

沙耶と一緒に玄関まで向かう。

海「Aちゃん、お待たせー！」

廉「遅うなってごめんなぁ」

目の前には嬉しそうな海人くんと隣には廉くん、

その後ろに紫耀くん達がいた。

玄「Aちゃん、沙耶ちゃん久しぶりだね」

神「俺らの名前とか覚えてる？」

沙「もちろん覚えてるよ！…確か、岩橋玄樹くんと神宮寺勇太くんと岸……なんだっけ？笑」

岸「うぉい！！」

沙耶は岸くんの名前を忘れたのか、

私に振り向いて、苦笑いで聞いてきた。

まぁ……１回しか会ってないわけだし、あれから4ヶ月は経つもんね…笑

廉「まさかの忘れられてるパターン笑」

紫「岸、優太な笑」

沙「え…？あ、神宮寺くんと同じ名前か…！覚えた笑…ごめんね岸くん笑」

玄「ゆうたが2人いるんだもん、間際らしいよね笑」

廉「しかも2人はジャニーズに興味ないからなぁ。覚えられんのはしゃーないわ笑」

岸「けどよ～…いわげんと神宮寺は覚えてて、俺だけ忘れられてるのはきつい…笑」

沙「……」

廉「あああああああ！優太がそんなこと言うから、沙耶ちゃん拗ねてもうたやん！」

岸「えっ…沙耶ちゃん！そんな申し訳ない顔しなくていいからね？！」

……玄関前にて、皆のそんな会話が普通に和む。

だけど、そろそろ中に入ってもらわないと、隣の住んでる方々に迷惑かけてしまう…笑

もしかしたら、皆の笑い声とかが、聞こえてるかもしれないし…

すると、そんな私に気づいたのか、

海人くんが玄関に入ってきて、私に話しかけてきた。

海「Aちゃん、どうかした？」

《別にいいんだけど、隣に迷惑かけるかもだから…中に入ってほしいなぁ…なんて笑》

海「！！…みんな、そろそろ中に入って！」

メモに書いて、素直に海人くんに見せると、

海人くんはメモを見るなり、すぐに呼びかけた…笑

紫「なに海人が仕切ってんだよ？」

海「い、い、か、ら！早く！！」

なんとか…海人くんの声かけによって、

皆は中に入ってくれた。

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