１年越しの奇跡 ~ Future ~ ８ (ページ43)

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apart393 ページ43

～海人side ～

神「告白は…すんの？」

海「！？…すっ、するわけないじゃん！」

いきなり、じんの発言にびっくりする。

告白なんて…まだ早い。

俺には心の整理ってものがまだ、できていないから…

それに…

岸「なんだよ～しないのかよ」

玄「クリスマスなのに、もったいない笑」

廉「まっ、海人にはまだ早いやろ笑」

紫「なにしろ海人はお子ちゃまだしな」

海「失礼なっ！俺は俺なりの考えがあるの！」

神「考えって？」

海「それは…その……まだ友達関係でいたいから」

正直…俺の事をどう思ってるかかんて…

わからない。

特別で大切な“ 友達 ”…なのは変わりないけど…

今はそれだけで充分だった。

岸「なんで？」

海「なんでって…今の関係を壊したくないから…告白すれば、困らせてしまう可能性だってあるし…」

紫「それでいいのかよ？」

海「うん。俺は俺で、自分なりのペースでいきたいと思ってるから」

神「でも高校卒業するまでには告白するんだろ？」

海「…たぶん」

岸「そっか…てことは海人の代わりに廉の番？笑」

廉「なんで俺やねん！」

岸「だってさ、沙耶ちゃんのこと確か、好きなんじゃなかったけ？」

廉「そうやけど、俺もまだ告白はしやへんから」

海「廉は伊藤と両想いになるために、家まで送ったりとか、誘ったりして頑張ってるもんね笑」

廉「ばっ…海人！余計なこと言うなやアホ！」

俺は廉を無視して、さっきの仕返しとばかりに

話を続けた。

海「しかも伊藤は全く恋愛に興味ないから、会う度に必死なの伝わってくるんだよね笑」

岸「廉も大変なんだなー」

玄「廉なりに頑張ってるんだね笑」

紫「案外、努力家なんだよな～廉は」

海「努力しなきゃ実ならない恋だからね」

廉「ぜってー実らせたるし！」

そうして、そんな事を話してるうちに、

Aちゃんのマンションに、たどり着いた。

案の定、俺と廉以外は

やっぱり、Aちゃん家の何十階ものマンションを見て、驚いてて…笑

40階あるのにも、相当びっくりしていた。

そんな皆の驚く反応を笑いながら

エレベーターに乗って、俺達は2人の元に向かった。

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