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〜 海人side 〜
廉「やっば!予定の電車よりも、遅い電車に乗ってもうたやん!」
海「廉が樹くんと話してたからでしょ!」
廉「しゃーないやん。引き止められたんやし…そういう海人こそ、着替えんの遅かったやん」
海「あれでも急いでたほうですー」
……廉と言い合いしつつも、
俺達は、Aちゃんと伊藤が待っている駅に急いで電車に乗って向かった。
まさか、こんな事になるはずじゃ、なかったんだけどね…まぁ、完全に俺達が悪いんだけど…笑
海「絶対、待たせてるよねー、なにか奢ったほうがいいじゃない廉?」
廉「なんで俺に聞くねん」
海「廉しかいないじゃん笑…奢ったほうが身のためだと思うよ?特に伊藤の性格的には」
廉「あー…確かに怒りそう。LINEしたけど、わかったって3文字しか、こんかったし」
海「はは。逆に俺もAちゃんに遅れるってLINEしたけど既読してないし、気づいてないっぽい笑」
廉「舞台もあったから通知オフのままなんちゃう?」
海「そうかも…まぁ、でも奢りはよろしく廉!」
廉「は…?何言っとん、海人も奢らせるからな」
海「えぇ…」
廉「えぇ、ちゃうわ笑」
そんな話をしながら、なんやかんやでAちゃんと伊藤の最寄り駅に着いた。
待ち合わせ場所の改札を抜けたけど、いない…?
廉「どこおるんやろ?」
海「待ち合わせは改札のはずだけど…」
廉「…あ!あれAちゃんちゃう?…沙耶ちゃんは…って、あれ誰や?」
海「え…?」
廉が指さした方を見れば、
確かにオシャレしたAちゃんの姿があった。
だけど…伊藤でもなくてキャップを被った男…と、楽しそうに話している。
あれ…って、瑞稀…?
でも、なんで瑞稀がここに…
廉「あ、もしかして噂のいとこ?」
海「た、たぶん…」
廉「また帽子しとるやん。みじゅき似かわからんな」
その場でその様子を見ていると、瑞稀はAちゃんに手を振って向こうへと行った…
沙「あ!ようやく来たー」
廉「沙耶ちゃん!」
沙「なに立ち止まってるの?早く行こっ!私もトイレ行っててA、待たせてるんだから」
廉「おぅ。ほんま遅れてごめんな?」
沙「本当だよ笑」
…Aちゃんと瑞稀のことが気になりすぎて、
俺は2人の話に入ってこなかった。
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Ageha♪ - 最初から何回も繰り返しで読んでます。自分のなかではお気に入りの作品なので楽しませてもらってます! 頑張ってください! (2018年12月9日 14時) (レス) id: ed50516e15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年12月4日 17時