apart354 ページ4
〜 海人 side 〜
今日は雑誌の撮影─…
紫耀だけはまだ来ていないなか、廉と撮影用の衣装に俺は着替えていた。
廉「…なぁ、そういえば海人、Aちゃんと沙耶ちゃんに舞台のチケット渡したん?」
海「えっ?あ─…うん」
廉「なんやねん。その微妙な返事は笑」
……言えない。言えるわけがない。
瑞稀が代わりに、Aちゃんにチケットを渡してくれてる…なんて。
廉「なに?用意してへんの?」
海「いやいや、してるしてる!ていうか渡してる」
廉「ほんまか〜?」
海「本当だって!しつこいな〜」
廉「まっ…スキー旅行の時は、まだチケット発送されてなくて、渡せへんかったしな」
海「はは…笑」
危ない危ない…もう少しでバレるとこだったよ…
一瞬、怪しまれたけどね…笑
俺が渡したわけではないんだけど…
舞台が決まった頃から、2人にチケット渡そうって、廉と話してたんだけどね…
でも昨日、舞台稽古の休憩中の時に、
瑞稀が舞台を誘ったかどうか、聞かれたんだ。
そしたら明日会うからって、瑞稀が代わりにチケットを渡してくれる事になった。
だから今頃───…
ガチャッ
紫「はぁ…間に合った…!」
すると、走ってきたのか紫耀が入ってきた。
廉「…お、やっと来た」
紫「家で昼寝してたからさぁ…まじで、遅刻するかと思った」
廉「紫耀らしいな笑」
紫「てか、さっき…そこの近くのとこで、Aちゃんを見かけたんだけど…」
海「え、Aちゃん?」
紫「うん、同い年くらいの男と一緒にいてた。俺は、急いでたから話しかけなかったけど」
それって…多分、瑞稀のことじゃ…
いや、間違いなくそうだろうな。
紫「一緒にいたの彼氏…じゃないよな?」
廉「んなわけないやろ。てか、それほんまにAちゃんやったん?」
紫「あれは間違いなくAちゃんだった。しかも俺が体育祭で見かけた時の人と同じキャップしてたし」
廉「え、まさかの同一人物?」
海「……多分、それ…Aちゃんのいとこだよ笑」
紫「は?まじ!?」
廉「海人、知ってんのかよ笑」
海「一度、会ったことあるからね笑」
…まぁ、2人に瑞稀とAちゃんの関係は、
言ってもいいんけど…
瑞稀本人が秘密にしたがってるんだから…
俺はそれ以上は言わなかった。
.
185人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Ageha♪ - 最初から何回も繰り返しで読んでます。自分のなかではお気に入りの作品なので楽しませてもらってます! 頑張ってください! (2018年12月9日 14時) (レス) id: ed50516e15 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年12月4日 17時