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沙「朱莉ちゃんは…それでいいの?」
朱「うん。もう決めたことだしね。それに…海ちゃんには幸せになってほしいから」
朱莉ちゃん…
相手の幸せを願える…
それって、すごく良いことだけど…
朱莉ちゃんは辛くないのかな…無理してない?
朱「私も…私自身も幸せになろうと思ってるし、向こうに行っても頑張るよ」
沙「そっか…」
《なんか寂しくなるね》
朱「次からは夏休みとか正月に帰国する予定だし、いつでも会えるよ笑…でも、特に頑張らきゃいけないのはAちゃんかもね…?笑」
えっ…それって、どういう……
その隣で沙耶もクスリと笑い出した。
朱「まぁ、海ちゃん自身、自分の好きな人が誰か…まだ把握しきれてないっぽいけどね」
沙「あー…だって自覚してないもんね」
朱「あ、そういえばさ、クリスマスはどうするの?海ちゃんに誘われた?」
沙「うん。A家で海人くんと…あとジャニーズJr.の何名かでパーティーするんだ」
朱「へぇ、2人ともJr.の人達まで面識あるんだね」
《海人くんの紹介でね》
沙「女子は私達だけなんだけど…朱莉ちゃんも良かったら来る?」
朱「私はいいや。パパ達とディナー行くから…でもさ、クリスマスに過ごせるなんて最高じゃない?」
沙「わかる!好きな人に呼ばれて、こっそり皆から抜け出して2人っきり…ロマンチックだよね〜」
朱「だよねっ!何かのきっかけで抜け出して、2人っきりとか…もう憧れちゃう!!」
……何故か、2人の妄想トークが始まったよ笑
気持ちは…わかるけどね?
クリスマスに好きな人と2人っきりになって、最後に告白されるパターンとか…
両想いだったら最高のクリスマスになるよね笑
沙「…てことでA!」
「…!!」
自分の中でなんとなく妄想していると、
いきなり沙耶に両手で、私の肩に掴まれて、思わずびっくりしてしまう。
沙「海人くんと2人っきりになれるように、私も協力するから頑張ってね!」
えっ…!!
なっ、なんで海人くんと2人っきりになるの!?
《ちょっと待って。私は別に…海人くんとなんで2人っきりにならなきゃいけないの?》
朱「2人っきりになりたくないの?笑」
《そういうわけじゃないけど…》
私と海人くんは、
別に…2人っきりになる資格なんて…
ないと思うんだけどな…
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Ageha♪ - 最初から何回も繰り返しで読んでます。自分のなかではお気に入りの作品なので楽しませてもらってます! 頑張ってください! (2018年12月9日 14時) (レス) id: ed50516e15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年12月4日 17時