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apart378 ページ28








《どういうこと?》




沙「要するに仲の良さ…ってことだよね?」




朱「そう…Aちゃん、気づいてないだろうから、ここではっきり言うけど…海ちゃん、好きな人いるよ」




「…!!?」





朱莉ちゃんの言葉に思わず私は、目を見開いて驚くように反応してしまった。






え、海人くんに好きな人が…?



それって……だけど、今までの海人くんの行動からして、私は知らなかったのに…?






沙「…言っちゃうんだね笑」




朱「はっきり言っておいた方がいいじゃん?笑」






…2人はいったいなんの話をしてるの?



私だけなんか置いてぼり感、半端なくない…?





訳がわからないから、私にもわかるように通訳してほしいレベルだった。



それに沙耶は知ってるみたいだし…






《ねぇ、なんなの?お願いだから説明して笑》




朱「その様子だとAちゃん、海ちゃんの好きな人…わかってないみたいだね笑」




沙「A、単純だから笑…あ、でも好きな人いるって、わかってたとしても困るんだけどね笑」




朱「確かに笑」




《海人くんの好きな人って誰?朱莉ちゃん?》




朱「それはないよ。だって海ちゃん、私のこと幼馴染みとしか思ってなさそうだもん笑」






…そうなの?



でも…海人くんの好きになる人物なんて…朱莉ちゃん以外、考えられないよね…?




ましてや、沙耶なわけないし……私だって友達だから好きになるなんてこと、ありえないし…







もしかして…



朱莉ちゃんがそう思ってるだけであって、海人くんの好きな人は朱莉ちゃんなんじゃ…






朱「…だからね、海ちゃんに好きな人がいるって、わかってから…恋替わりしたんだ」




《でも恋の感情は変えられなかったんでしょ?》




朱「なかなかね。一緒に帰ったりとか…いろいろ、なにもかも独り占めしたかった」





朱莉ちゃん…





朱「でもね、海ちゃんを見ていくうちに…逆に恋を応援したくなっちゃったの。見る目が変わったんだ」




沙「吹っ切れた…ってこと?」




朱「うん…複雑な思いの中、ロシアにいる彼ともメールとか、ビデオ通話してたからね…彼のことのほうが好きって感情が大きくなっちゃったの」





そうだったんだ…







朱莉ちゃんはずっと、



そのことに悩まされていたんだね…





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Ageha♪ - 最初から何回も繰り返しで読んでます。自分のなかではお気に入りの作品なので楽しませてもらってます! 頑張ってください! (2018年12月9日 14時) (レス) id: ed50516e15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年12月4日 17時

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