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沙「向こうって…ロシアに…?」
朱「そう。同級生でね、頭良くてスポーツも万能で…しかも、日本語もペラペラなんだ〜!」
そう言うと、朱莉ちゃんは彼を思い出しただけで照れたのか…両手で頬に当てた。
でも…なんか……
朱莉ちゃんの様子を見る限りだけど…
片想いのその人の事を本当に好きなんだなって…伝わってきたような気がする…
朱「…だけどね、本当は…私が恋してたのは海ちゃんなんだ。海ちゃんが初恋なの」
え…
朱「幼い頃からずっと好きで片想いだった…だから、ロシアに引っ越す事になった時は…あまりにショックで泣いたのを懸命に覚えてるよ笑」
沙「そんなことが…」
朱「昔からダンスとかしてたしね…どんどん、海ちゃんの魅力にハマっていったんだ」
沙「…海人くん、ダンス得意でバキバキだもんね」
朱「そうでしょ?笑…昔はダンサー目指す!って言ってたのに、今はジャニーズなんだもん笑」
《ロシアから帰国した時は驚いたでしょ?笑》
朱「もちろん笑…昔からダンスだけで生きていくって決めてたの私は聞いてたからさ、驚いたよ笑」
…でも、5年の月日があったからね。
たったの5年でも、何が起こるかなんて…想像もつかないくらい、わからないもんだよ…
朱「それでも…努力家で、何事にも一生懸命な海ちゃんに、私は密かに惹かれてたんだ…」
そう言うと、朱莉ちゃんは照れくさそうに微笑んだ。
そうだったんだ…
朱莉ちゃんの好きな人は、なんとなく…海人くんだって、朱莉ちゃんの行動からして思ってたけど…
朱莉ちゃんの口から、そんな話が聞けるなんて、
思ってもいなかったよ…
朱「だけどね、ロシアで過ごしていくうちに…素敵な人に出会っちゃって…」
沙「それが、さっき言ってた…今、恋してる人?」
朱「うん…その彼に意識し始めちゃってさ…すごく優しくてイケメンさんなんだよ?笑」
朱莉ちゃんは照れくさそうに笑う。
だけど…
朱「海ちゃんに恋してたはずなのにね笑…違う人に恋しちゃうなんて…私、バカみたいだよ」
沙「朱莉ちゃん…」
その姿の朱莉ちゃんは…どことなく悲しげだった。
確かに…普通は違う人を好きになるなんてこと、
ありえないもんね…
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Ageha♪ - 最初から何回も繰り返しで読んでます。自分のなかではお気に入りの作品なので楽しませてもらってます! 頑張ってください! (2018年12月9日 14時) (レス) id: ed50516e15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年12月4日 17時