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apart373 ページ23

〜 海人side 〜







それからというもの…





いつもなら授業、早く終わんないかなーって思う1日なんだけど…なんだかんだ、あいっという間で…



今は5限目の授業中だった。







でも俺は…今日の全部の授業に対して、


あまり頭に入ってこなかった。






……だって、今朝からAちゃんのこと…意識してしまう自分がいるから。






たまにだけど目で追うように



チラッ…と、授業中に見てしまうんだよね…








海「わっ…!」





その時だった。



後ろから誰かが、俺の肩にトントン…と、してきて思わずびっくりして隣に振り返った。




そこには驚いてるAちゃんの姿があった。






海「え、あ…Aちゃん、か…」





…って 俺ってば、なにAちゃんか……なんて失礼なこと言ってんだろ…((汗




そんな俺にAちゃんは、メモに書いて小さなプリント?…を渡してきた。






《ここにプリント落としてたよ》




海「え…」





落ちてた…?



俺は咄嗟にその小さなプリントを確認した。





そこにはさっきの国語の授業で、返されたはずの前に受けた国語の小テストだった…


しかも隣同士で丸つけし合って、点数つけるやつ。






海「……見た?」





聞いてみると、Aちゃんは苦笑いして頷いた。



ですよね…笑






《でも満点だったじゃん!》




海「まぁ、そうなんだけど…笑」





敢えて苦笑いしつつ、ドヤ顔する俺…笑






《そこの座ってる椅子の近くに落ちてたから…拾ったら海人くんのだったの》




海「うわーごめんね…全然、気づかなかった。拾ってくれてありがとう笑」




《どういたしまして笑…けど、どうしたの?さっきからボーとしてるみたいだけど》




海「あ…」




《今はもう休み時間だよ》






マジじゃん…





気がついたらもう授業は終わっていた…



俺、どんだけ授業に集中できてなかったんだろ。






海「あまりに眠たかったから寝てた笑」




《海人くん、舞台の真っ最中だもんね…》




海「けど大丈夫。ありがとうAちゃん」




《そう?じゃあ、私は席に戻るね?》




海「うん笑」





そして、Aちゃんは自分の席に戻っていった。



心配して気にさせちゃ悪いからね笑









けど、やばい…



Aちゃんと話したせいか、余計に俺…





どんどんAちゃんの沼に入りそうで……







ていうか、



俺…心の中で意識しすぎてる自分がいた。



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Ageha♪ - 最初から何回も繰り返しで読んでます。自分のなかではお気に入りの作品なので楽しませてもらってます! 頑張ってください! (2018年12月9日 14時) (レス) id: ed50516e15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年12月4日 17時

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