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apart371 ページ21

〜 海人side 〜






海「なにあれ…?」




朱「まぁ…私達はゆっくり行こっか笑」




海「そうだな」





伊藤のよくわからない行動はさて置き、朱莉と一緒に俺は教室に向かった。






朱「…そうだ。私さ…海ちゃんに言わなきゃいけないことがあるの」




海「なに?」




朱「…海ちゃんに前、日本の大学に行くって言った事あるけど…やっぱりロシアの大学に通うことにした」




海「えっ!」





俺は思わず、階段で上がっていた足を止めて、朱莉を見つめた。とりあえず端っこに寄る。





……それってつまり、留学ってこと?






海「また留学?」




朱「…そうなるかな。ていうか、向こうに…ロシアにいる彼に会いたいってのが本音だけど」




海「彼って…」




朱「私の大好きな人だよ…パパのロシアの仕事が終わって、本当は日本に残るつもりだった。彼の連絡先も知ってるし、ビデオ通話とかもできるけど…」





朱莉はそう言うと、


俺を見るなり…微笑むようにクスリと笑う。






ていうか、朱莉に好きな人がいたなんて…


しかもロシア人だし…






朱「海ちゃんとAちゃんの2人を見てたら…彼に会いたくなってさ、ロシアに戻りたくなったんだ」




海「俺達…?」




朱「2人が一緒にいて、笑いあって楽しそうにしてるとこ見てたら…ロシアが恋しくなっちゃって笑」




海「……」




朱「そのことを親に言ったら、簡単に許してくれたんだ。私の親…甘いからさ笑」




海「え、じゃあ…親と離れ離れ?」




朱「うん。寮で暮らす予定だよ。あ、もちろんAちゃんと沙耶ちゃんには、さっき伝えたんだ」




海「そうなんだ…」






行く理由が朱莉らしいちゃ、朱莉らしいけど…



まさか、また…その彼に会いたいがために、再びロシアに帰る事になるなんて思ってもいなかった…





朱「でも、ちゃんと3学期までは残って、この高校を卒業するつもりだよ笑」




海「そりゃあな…笑」




朱「………あのね、海ちゃん」






朱莉は…


俺の制服のブレザーに軽く指で、裾を掴んできた。




でも俺に目を合わせようとはしない。






海「朱莉…?」




朱「あのね…単刀直入に言うけど…」




海「なに?もったいぶらないで言えよ笑」


































朱「私の初恋は海ちゃんだったんだよ?」




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Ageha♪ - 最初から何回も繰り返しで読んでます。自分のなかではお気に入りの作品なので楽しませてもらってます! 頑張ってください! (2018年12月9日 14時) (レス) id: ed50516e15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年12月4日 17時

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