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そして…夕方となり、
辺りもう暗くなってきて、私達は帰ることになった。
《ごめんね、送ってもらっちゃって…》
瑞「いいよ。今日は急な誘いに付き合ってくれたし、それに夜道にAを1人になんかできないしな」
《…瑞稀って過保護だよね》
瑞「いとこだし？Aのこと心配だからな」
なにそれ…笑
まぁ…でも、送っくれるだけ感謝しなきゃ。
瑞稀の家は電車で10分先の正反対のとこだしね。
瑞「……ていうか、海人が言ってた守りたい存在って…俺もその気持ちは、わかるからさ」
え…
瑞「要するに…俺もさAのこと、守りたい存在だってことだよ笑」
「…！」
瑞「6年前の頃からずっとそうだったから…って、もう命日はすぎたし、7年になるわけか」
瑞稀…
私って…やっぱり、周りの人から大事に大切にされてるんだな…って改めて実感するよ…
でも、このままじゃいけない事はわかってる。
強くなりたいって思ってても…
いつかは……恩返しする時が来るのかな…
瑞「…あ、そうだA、言い忘れてたんだけど…えーと……あった。これこれ」
瑞稀はそう言いながら、鞄から何かを探り出して、私にはい…と、渡してきた。
これは…舞台のチケット？
瑞稀と海人くんと廉くんが出るっていう…
瑞「実はさ俺、事前に用意してて昨日、海人がもしかしたら渡してるかもって思ったから、稽古の時にAを誘ったかどうか、海人から聞いてたんだよ」
「……」
瑞「そしたら、まだ誘えても渡してもないって言ってたから、明日会うし渡しとこうと思って」
《そうだったんだ》
瑞「このことはちゃんと海人に伝えてるから。よかったら沙耶ちゃんと見にきてよ」
《ありがとう！帰ったら沙耶に伝えとくね！》
瑞「うん…あ、もし予定入ってて無理だったらLINEして？すぐにチケット取り替えるから」
《そんなことできるの？》
瑞「あぁ、Jr.の力、嘗めたらあかんで笑」
《どんな力なの？ていうかなんで関西弁？》
…そもそも、こういうことして大丈夫なの？
なんか…ずるいというか…ファンの人達に、申し訳なくなっちゃうな…
海人くんの友達で瑞稀のいとこだから、
知り合い関係だし、大丈夫だとは思うけどね…
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Ageha♪ - 最初から何回も繰り返しで読んでます。自分のなかではお気に入りの作品なので楽しませてもらってます！ 頑張ってください！ (2018年12月9日 14時) (
レス) id: ed50516e15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅぷ〜ま | 作成日時：2018年12月4日 17時
