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apart370 ページ20

〜 海人side 〜






───…朝、




いつものように学校に向かう。





すると、下駄箱にはAちゃんと伊藤がいた。





海「…っ」




いつもの…笑顔で楽しそうにして笑っているAちゃんに思わず、ドキッと…するような感覚。






瑞稀が言ってた、



“ 俺は結構前から薄々、気づいてた ”…って、




言葉をふと思い出す。






俺自身がわかってた事じゃないけど…まさか、瑞稀に気づかれていたなんて…





自覚してなかった俺も悪いけど、



正直に言うと、戸惑っている自分もいた。







…参ったよ。


本当はまだ自覚、そこまでしてないのに…






朱「Aちゃん、顔真っ赤〜笑」





俺はとぼとぼと、ゆっくり歩いてると、


朱莉の声が聞こえて…しかも、Aちゃんのことだったから前を見れば、3人で何かを話していた。




失礼だけど、朱莉もいたんだ…






朱「あ!海ちゃんおはよう!」




海「…おはよう。なに3人で話してんの?」




沙「あれ?海人くん、今日はやけにテンションが低いんだね」




海「別に普通でしょ笑」




朱「え…?海ちゃんって、いつもの朝のテンションはこんな感じでしょ?」




沙「まぁ、そうなんだけどね笑…クリスマス誘われた時は異様に元気だったからさ」




朱「へぇ…あ、さては?」




沙「どうなんだろうね笑」





2人が話してる内容がさっぱりで、Aちゃんもわかってないのか、キョトンとしている。



どうでもいいけど、通じる話をしてほしい。





朱「あ、そういえば海ちゃん、クリスマス2人を誘ったんだって?さっき聞いたよ〜」




海「あ、うん。よかったら朱莉もどう?」




朱「残念。私はパパとママとディナーだから笑」




沙「私もAも当日は、女子2人だけだから…誘ったんだけどね笑」




朱「私、人数多いのはちょっと苦手なの。海ちゃんも知ってるでしょ?」




海「…そうだっけ?」




朱「もう、そうだよ!やっぱり忘れてたかー」





昔、そんなこと言ってたなぁ…くらいしか、覚えてないけどね…笑



でも、朱莉が無理なら仕方ないか。






朱「…それに、2人の邪魔はしたくないしね笑」




海「…え?」




沙「あ、A!私達はお先に教室に向かおっか!」




「…!?」





伊藤が慌てるかのようにAちゃんにそう言うと、



手を掴んで、急いで教室へと向かっていった。





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Ageha♪ - 最初から何回も繰り返しで読んでます。自分のなかではお気に入りの作品なので楽しませてもらってます! 頑張ってください! (2018年12月9日 14時) (レス) id: ed50516e15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年12月4日 17時

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