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瑞「相手の幸せを願える。それってすごく素晴らしい事だけど、自分のニーズも大切にな」
「…っ」
瑞「そうじゃなきゃ、大切な人達に対して、本当の意味で大切にはできないと思うから」
そっか…
私…正直に言って、自分のことばかりで精一杯だったかもしれない…
自分のことを見失わずに大切にすること。
そして、その上で相手のことも大切にすること…
これを歩み続けることで、
本当のありのままの自分や…自分らしく生きることに掴みとっていけるんだ…
《瑞稀ありがとう。いろいろ教えてくれて》
瑞「俺はただ思ったことを言っただけだよ」
《それでも、私には気づかなかった事を瑞稀が気づかさせてくれたから》
瑞「なら良かった笑…この先の人生なんて、どうなるか…わからないけど、ありのままでいれば、いられるほど人生が変わってくんじゃないかな」
「……」
瑞「それに気楽で軽やかで、楽しく歓びに満ち溢れた日々になると思う」
私は私らしく、いられればいい…
朱莉ちゃんが言ってた事は気にしなくていいんだ。
強くなりたい…
私は…ゆっくり自分のペースで将来、やりたいことを見つけつつ、歩み続ければいいんだよね…
瑞「まっ、また何かあったら相談してよ。お姫様」
《その言い方やめてよ笑》
瑞「いいじゃん。王子に守られてるんだから笑…あ、でも海人はKINGだから王様か笑」
《どっちでもいいよ!》
瑞「にしてはA、話しにのっかてるじゃん笑」
「〜〜〜…!」
王子とか王様とか…どうでもいいけど…
改めて、守りたい存在だなんて聞くと…照れてしまうし…少しだけ嬉しかったりもする。
周りから大切にされてると思うと…
一刻も早く、声を出したいな…ってそう思う。
やっぱり私は、声を出したいって気持ちは、今でも変わりないんだ。
これまで諦めつつあったけど…
葛藤を乗り越えて、よりその思いが強くなった。
私は何気ない気持ちで、瑞稀の服装を掴む。
《瑞稀、私…頑張るよ》
瑞「A……うん、けど無理はするなよ」
…大丈夫。
なにがなんでも、
今は…自分がやるべきことをやるんだ…
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Ageha♪ - 最初から何回も繰り返しで読んでます。自分のなかではお気に入りの作品なので楽しませてもらってます! 頑張ってください! (2018年12月9日 14時) (レス) id: ed50516e15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年12月4日 17時