Fragment245 ページ45
〜 海人 side 〜
彩「まぁ、いいけど…あんたの恋愛事情なんて私には関係ないしね」
海「……」
彩「でも私さ、Aちゃんに会って正直、声が出ないの不便だなって思ってたけど…
そうでもないんだね。Aちゃんって、すごく頑張り屋さんで努力家で清楚で…誰にでも心優しい持ち主なんだなって今日、改めてわかったよ」
海「姉ちゃん…」
彩「海人が… “ 大事な友達 ”って言ってた意味、理解した気がする」
……まさか…姉ちゃんがそんなこと言うなんて、
思わなかったな…
でも姉ちゃんは、そんな俺のAちゃんに対しての気持ちが伝わった…ってことだよね？
海「…Aちゃんは本当にいい子だよ。これからも守っていきたいって思ってる」
彩「そっか…笑」
Aちゃんの声は、今は出なくても…いつかはきっと声が出る。俺はそう信じてるから…
だから…Aちゃんの未来に、どんな試練があった
って俺は、これからも守り続けるよ。
それに、Aちゃんの声がもし出たら…
1番に声を聞かせるって、2人で約束……したしね。
彩「そういえば、海人が帰ってくる前にパパはもう寝ちゃったんだけど、写真見て言ってたよ。Aちゃん可愛いって笑」
海「ほんと？笑」
彩「うん。会いたいから、また家に連れてこいって
だってさ笑」
海「えぇ、」
彩「…とりあえず、一応…あんたはジャニーズJr.でもあるんだから…芸能界の厳しさも知ってるでしょ？」
海「え？ま、まぁ…」
彩「デビューしてないからって、油断しないようにね。Twitterとか見てると、他のJr.の目撃情報、毎日ってくらい出てるから」
海「…わかってるよ」
彩「それに…あんたが守りたいって心から思ってるなら、Aちゃんみたいな、あーいう子は傷つけやすいんだから気をつけなね」
……確かに、
姉ちゃんの言う通り、デビューしてないからって、
油断はしてられない。
それは姉ちゃんよりも自分がよくわかってる。
でも…今の俺には、Aちゃんを傷つけたら、
どうしよう…
そんな不安が、心の片隅のどこかに、引っかかって
いた。
朱莉によって、騎馬戦でAちゃんが足を痛めてたなんて知らずに…
．
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祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。主人公・高橋君・朱莉ちゃん・井上君の四角関係の予感が強まりましたね。主人公と高橋君は、まだ自分達の気持ちを自覚していないようなので、ライバルの存在は強敵ですね。 (2018年9月18日 0時) (
レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるん - 一番初めのやつから見てますけど、今が一番面白いです！投稿がんばって下さい!! (2018年9月9日 17時) (レス) id: d2a836d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅぷ〜ま | 作成日時：2018年9月7日 16時
