Fragment236 ページ36
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沙「えっ…」
廉「捻った…って、捻挫!?」
紫「そこ、(笑)じゃないからな…?笑」
私の書いたメモを見て、3人は驚いてる。
《それで右足、痛めちゃって…保健室いってたの》
沙耶「そうだったんだ…大丈夫なの?」
《うん。すぐに冷やしてテーピングで固定してるから、だいぶ楽だよ。
午後の綱引きもなんとか出られそうだしね》
沙「そっか。なら安心だね」
廉「騎馬戦で足、捻っちゃう事もあるんやな」
沙「廉くん、Aに失礼!」
廉「えっ、ごめん!」
沙耶は廉くんの背中にバシッと叩く笑
廉くん、思わず言ってしまったんだろうね…笑
確かに騎馬戦って怪我はあるかもだけど…捻挫とか
しなさそうだもんね笑
……でも、私は敢えて朱莉ちゃんにやられたこと、
瑞稀が来てて、テーピングしてくれたことは言わずに黙っておく事にした。
信じてくれるかもだけど…何故か言えなかった。
あと───…
《足痛めてる事は海人くんには言わないでね》
紫「へ…?なんで?」
廉「海人には1番報告しとかなあかんのちゃうん?」
沙「そうだよね…どうして?」
《なんとなく…海人くんにはいつも助けられてばっかりだから…黙っておきたいの》
沙「A…」
私のメモを見て静まる3人。
また…海人くんに心配かけて、甘えてしまう自分が
いるだろうから…今回ばかりは黙っときたかった。
沙「わかった…でも軽い捻挫だからって、無理は絶対にしないでね?」
沙耶はそう言うと、廉くんも紫耀くんも頷いた。
ありがとう、3人とも…
海「お待たせ────!!」
すると、ちょうどよく海人くんが汗をかいて、
走ってきた。
紫「おせーぞ!海人!」
海「ごめんって!朱莉の両親と話に夢中なってさ…そしたら朱莉が一緒に食べようとか言い出して…」
え……?
沙「……(バカ…)」
廉「…俺らより幼馴染み優先かよ」
海「いや、だから違うって!ちゃんと先約があるか
らって必死で断ったし!
…って、あれ?朱莉のこと俺、2人に言ったけ?」
紫「沙耶ちゃんから聞きましたー」
海「なんだ、じゃあ話は早いね。よしAちゃんも
見つかったし、時間もないから早く食べよ〜」
廉「気楽な奴やな…笑」
そして、みんなで昼ごはんで食べ始める。
海人くんがいなかったのは、朱莉ちゃんといたから
なんだね……
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祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。主人公・高橋君・朱莉ちゃん・井上君の四角関係の予感が強まりましたね。主人公と高橋君は、まだ自分達の気持ちを自覚していないようなので、ライバルの存在は強敵ですね。 (2018年9月18日 0時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるん - 一番初めのやつから見てますけど、今が一番面白いです!投稿がんばって下さい!! (2018年9月9日 17時) (レス) id: d2a836d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年9月7日 16時