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Fragment235 ページ35






紫耀くんが私の方に寄ってくる。




紫「よかったぁ…すぐ見つかって…」




…やっぱり、探しにきてくれたんだ。



私…どこまでも迷惑で心配かけてばっかりだな…





紫「廉、沙耶ちゃん!Aちゃんおった!」




廉「おっ、すぐに見つけられて良かったわ」




沙「も〜A、どこ行ってたの?」





角を曲がったところに沙耶と廉くんが走ってきた。



……あれ…?海人くんは…?





沙「はい!Aの弁当と水筒とメモとペン!」




海人くんがいない事に気になっていると、沙耶が私の持ち物を渡してきた。



わざわざ持ってきてくれたんだ…



私は早速、メモに書く。





《ありがとう。ごめんね、3人とも探しに来てくれ
たんだよね?》




沙「そうだよ。夏祭りの時の事もあったからね。心配したんだから」




紫「夏祭りの時って?」




廉「あー…また今度話すわ」




紫「は、なにその仲間はずれみたいな言い方」




廉「そんなんちゃうわ笑」





廉くんと紫耀くんのやり取りに思わず笑う。


まぁ…夏祭りの事なんて、あんま言ってほしくは
ないんだけどね笑





廉「…あっ、Aちゃん見つけたこと、海人にLINEしとかな!」




紫「話そらすなよ…」





廉くんは慌てるかのようにスマホを取り出す。
その横で軽く拗ねる紫耀くん…笑





廉「食べる場所どうする?」




沙「えーと…じゃあ、すぐそこの中庭はどう?そこなら生徒も少ないし、いいんじゃない?」





紫「賛成〜」





廉「おっけ。海人にも伝えとく」





そして私達は中庭に行って、海人くんを待ちつつ、
ベンチに座った。


ちなみに廉くんと紫耀くんはコンビニで買ったであろう袋を持ってたから、それがお昼ご飯みたい。





《そういえば海人くんは?》




紫「海人なら幼なn「海人くんは取込み中だよ」




紫耀くんが何か言ったと思ったら言葉を遮って、
沙耶が言った。



取込み中…?




そんな沙耶に気にしてる?…のか、廉くんが沙耶を
じっ…と見つめる。





沙「…それよりさ、A」




「…?」




沙「騎馬戦…終わってからさ、何しにどこに行って
たの?」





……やっぱ、聞いてくるよね。



そりゃあ、そうなんだけど…気になるもんね。




3人には一応、探してくれたし…言っとこうかな…






《実は騎馬戦の時に足を捻っちゃいました(笑)》




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祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。主人公・高橋君・朱莉ちゃん・井上君の四角関係の予感が強まりましたね。主人公と高橋君は、まだ自分達の気持ちを自覚していないようなので、ライバルの存在は強敵ですね。 (2018年9月18日 0時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるん - 一番初めのやつから見てますけど、今が一番面白いです!投稿がんばって下さい!! (2018年9月9日 17時) (レス) id: d2a836d0c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年9月7日 16時

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