Fragment222 ページ22
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── 体育祭 当日 ──
遂に体育祭がやってきた。
雲ひとつもない青空は、快晴だった。
最初に開会式から始まって、生徒会が前に立ち、順番に進行していく。
そしてプログラムの最初は、1年生のクラス対抗リレーから始まった。
私も沙耶も海人くんも出番はまだだから、紅組の応援席の後ろのほうに立っていた。
？「お──い、海人…！」
すると聞き覚えのある男子の声が、海人くんを
呼んだ。
海「…あ、廉に紫耀！」
そこにはキャップとサングラスをかけた変装している廉くんと紫耀くんの姿があった。
……私服、かっこいいな。
めっちゃ、芸能人オーラ出てるけどバレない？
…なんて逆に心配になる。
沙「…えっ」
廉「やっほー、沙耶ちゃんAちゃん久しぶり！」
…ていうか、なんでいるの？笑
沙耶も廉くんを見て、少し戸惑いながらも驚いてる。
海「俺が誘ったんだ〜。2人とも今日はオフだから」
紫「平野も来ちゃいましたー」
廉「海人の通ってる高校なんて行くとかマジでありえへんねんけどな。体育祭、最後やと聞いて来たねん」
沙「そ、そうなんだ…」
まさか2人が来るとは思わなかった…
生徒の家族連れや卒業した先輩達も来てるっぽいし…Jr.の子だってバレなかったらいいけど…
ていうか、廉くん…
マジでありえへん。とか言ってる割には、最後だから来たって…理由になってるのかな？笑
最後でも来なさそうなイメージなんだけど…
紫「てか、廉はここに来た目的、もう1つあるだろ」
海「せやせや〜」
廉「は！？なに言っとんねん！」
そう言って、顔を赤くして慌てる廉くん。
……あ、沙耶のことかな…笑
私は察して、苦笑いする。
紫「サマステ初日に嘘ついて、抜け出した廉くんが
な〜体育祭まで来るなんて、な？笑」
海「きゃ〜廉くん、行動力あるぅ〜」
廉「あ〜もう！ええやろ別に！いいやんか笑」
海人くんと紫耀くんはニヤニヤしながら廉くんを
からかう笑
沙「……？？？」
私はなんとなく、沙耶をチラ見すると、
頭の上には、？マークが浮かび上がってるように
キョトンとしていた笑
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祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。主人公・高橋君・朱莉ちゃん・井上君の四角関係の予感が強まりましたね。主人公と高橋君は、まだ自分達の気持ちを自覚していないようなので、ライバルの存在は強敵ですね。 (2018年9月18日 0時) (
レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるん - 一番初めのやつから見てますけど、今が一番面白いです！投稿がんばって下さい!! (2018年9月9日 17時) (レス) id: d2a836d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅぷ〜ま | 作成日時：2018年9月7日 16時
