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Fragment215 ページ15






その後、お母さんが帰ってきて瑞稀は帰っていった。


私も晩ご飯を軽く食べた後、ぐっすり眠ったおかげで頭痛はなんとか治った。








── 次の日 ──






海「Aちゃん、おはよう」





朝、学校に登校して、教室で沙耶と話していると海人くんが話しかけてきた。





《おはよう》





海「頭痛、大丈夫?」





《うん。昨日、一晩中 寝てたから治ったよ》





海「そっか、なら良かった!」





沙「あ、そういえば昨日、海人くんがA家まで送ってくれたんだっけ?」





沙耶に聞かれて、私は頷く。





海「まっ、俺は伊藤と違ってAちゃんに優しい
からね〜」





沙「は、なにそのムカつく言い方!」





《沙耶は受験生だからそんな暇ないもんね!》





私は慌てて、2人が言い合いにならないように、
止めた。



最近の海人くんは沙耶に対して対抗するような言い
方するからなぁ…笑





海「冗談だから笑」




沙「いやいや、受験生だからって私はAを放置なんてしないからね?」





沙耶が否定してるのを見て私は軽く笑う。


受験生でも昨日はかなり心配してくれたもんね…
親友だからこそ優しさを感じる。





海「そういえば伊藤、受験いつ?」





沙「なんで言わなきゃ…」





《2週間後の土曜だよね!》





沙「ちょっ、A!」





海「…へぇ、まっ頑張って笑」





沙「もうやだ…推薦の人に言われたくない」






完全に拗ねちゃった沙耶に私と海人くんは目を合わせて笑った。




沙耶ならきっと、絶対に合格できる。


だから頑張ってほしいな。






海「でも、その前に体育祭じゃん。1週間後なんだ
から楽しも!」






あ、確かにそうだよね。


2学期のイベントでもある体育祭が1週間後に控え
ている。




私達のクラスは紅組。



海人くんの言う通り、最後の体育祭なんだから楽しまなきゃな。





海「ところで2人の種目はなに出るの?」




沙「Aは綱引きと騎馬戦。で、私も綱引きでクラス対抗リレーに出るよ」





そう…あまり走るのが得意じゃない私は綱引きと
騎馬戦。



騎馬戦はやりたいってなったら嘘になるけど、騎手
ではないから少しだけホッとしてる。


沙耶はリレーで、引退したけど運動部だったし足も早いからね。期待しかない。





そして海人くんはというと…




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祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。主人公・高橋君・朱莉ちゃん・井上君の四角関係の予感が強まりましたね。主人公と高橋君は、まだ自分達の気持ちを自覚していないようなので、ライバルの存在は強敵ですね。 (2018年9月18日 0時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるん - 一番初めのやつから見てますけど、今が一番面白いです!投稿がんばって下さい!! (2018年9月9日 17時) (レス) id: d2a836d0c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年9月7日 16時

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