Fragment227 ページ27
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そして撮らせてもらった後は、彩海ちゃんとは
別れた。
海「…まさか、姉ちゃんが来てたなんて、思わな
かったな…笑」
紫「俺ら、久しぶりに会ったわ」
廉「ほんまな。そういえば、Aちゃんのお母さん
は？来てへんの？」
《仕事だから来てないよ》
海「Aちゃんのお母さん、ヘアメイクさんだから、忙しいもんね」
うん、と頷くと同時に、クラス対抗リレーがそろそろ始まるという、アナウンスが聞こえた。
あ、やばい…！
《沙耶がリレーに出るから私、応援席に戻るね》
海「あ、まって、俺も戻る！」
廉「ほんまや！次、沙耶ちゃんやん！」
紫「あっ、待てや、廉！」
廉くんは沙耶を近くで見たいのか…
先々に行こうとする笑
廉「紫耀、はよ行こ！始まんで！」
紫「わかったから笑…じゃあ、また後でな？」
そう言って、紫耀くんは廉くんの元へ向かった。
廉くん…相当、沙耶のリレーが見たいんだね笑
海「…とりあえず俺達も行こっか笑」
《だね笑》
私と海人くんは紅組の応援席に向かった。
だけど、結局のところ私はなんで、海人くんがここに来たのか…聞こうと思ったけど、聞かなかった。
まぁ、聞くほどでもないから、いいんだけど…笑
ただ、少し離れたところから、朱莉ちゃんが私達を見ていたなんて……気づかなかった。
そして、3年のクラス対抗リレーが始まった。
結果は1位。私のクラスは運動部の人が多いからね。
走るのが好きな子もいれば、沙耶みたいに走るのが早い子もいてて、なんとか1位を取ることができた。
そして今度は私の番。
午前の部の最後は、騎馬戦だ…
海「Aちゃん、頑張ってね」
《ありがとう》
席から立ち上がって、行こうとしたら海人くんが
そう言ってくれて、私は頷く。
招集場所に行くと、朱莉ちゃんが私に声をかけた。
朱「Aちゃん、お互い頑張ろうね！騎手じゃ
ないけど笑」
《うん、頑張ろ！》
朱莉ちゃんはそう言うと、私の横を通り過ぎた…
でも、その時…
朱「…あまり、調子のらないでよね」
……え…？
すれ違う寸前に朱莉ちゃんは、そう言い放つ。
私は朱莉ちゃんのほうをすぐに振り向いたけど、
仲間の方へと行ってしまった。
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祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。主人公・高橋君・朱莉ちゃん・井上君の四角関係の予感が強まりましたね。主人公と高橋君は、まだ自分達の気持ちを自覚していないようなので、ライバルの存在は強敵ですね。 (2018年9月18日 0時) (
レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるん - 一番初めのやつから見てますけど、今が一番面白いです！投稿がんばって下さい!! (2018年9月9日 17時) (レス) id: d2a836d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅぷ〜ま | 作成日時：2018年9月7日 16時
