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Fragment217 ページ17







それからというもの、


本格的に体育祭の練習と準備がスタートした。




今日の放課後は全てのリレーの種目に出る生徒達が
集まってのリハ。



私はリレーには出ないから無関係だけど、クラス対抗リレーで沙耶が出るから、見るだけ見る事にした。



それに…海人くんもスゥエーデンに出るしね。





朱「あ!もしかしてAちゃんもリレー見に来た
の!?」




リレーが始まるのを待っていると、朱莉ちゃんが
私のとこに駆け寄ってきた。


制服…ってことは、朱莉ちゃんもリレーの種目には
出ないのかな?





《うん。私、リレーには出ないから笑》




朱「一緒だ!私もだよ!」




《朱莉ちゃんは何の種目に出るの?》




朱「騎馬戦と借り物競争だよ。Aちゃんは?」




《私は騎馬戦と綱引き。だから朱莉ちゃんとは騎馬戦は争うことになるね笑》




朱「だね!仲良しだからって手加減しないよ〜って
私、騎手じゃないけど笑」




《私も騎手じゃないよ笑》





そう伝えて、お互い笑い合う。




朱莉ちゃんと同じ騎馬戦かぁ…


なにげに借り物競争も海人くんと同じだし笑




ていうか…私、完全に朱莉ちゃんに仲良しって思わ
れてるんだね…笑


いや、全然いいんだけど…




まぁ、でも…朱莉ちゃんは悪い子…って訳ではないしね…楽しければいいかな…笑





そんなことを思っていると、そろそろリレーの練習が始まる直前になった。




先にクラス対抗リレーなのかと思いきや、


まだ生徒が揃っていなかったらしく、先に揃ってる
スゥエーデンリレーから練習が始まった。







…あ、海人くんだ。



海人くん…2走者目だから、すごい張り切ってる
のがわかる笑





そして先生の笛の合図でスタートした。



1走者目の男子が素早く走る。




それから、だんだん海人くんの番がやってきて…





そして海人くんの番になって走り出した。



現在は2位…だけど、海人くん意外と走るのが早い。





朱「海ちゃ──ん!頑張れ──!!!」





…海人くんをずっと見つめていると、隣で朱莉ちゃんが海人くんに聞こえるように叫んだ。





すごいな、朱莉ちゃん…笑



そんな堂々と目立つように叫んで応援するなんて。






海人くんの方を見れば、朱莉ちゃんの声が聞こえたのか、gooサインしながらも苦笑いしていた。




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祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。主人公・高橋君・朱莉ちゃん・井上君の四角関係の予感が強まりましたね。主人公と高橋君は、まだ自分達の気持ちを自覚していないようなので、ライバルの存在は強敵ですね。 (2018年9月18日 0時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるん - 一番初めのやつから見てますけど、今が一番面白いです!投稿がんばって下さい!! (2018年9月9日 17時) (レス) id: d2a836d0c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年9月7日 16時

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