第8話:ルイ ページ9
「あ、あの…すみません…」
「おっ可愛い子じゃん」
『キスケ。ナンパはダメだよ』
「ちぇっ」
「えっーと…あっ!みんなやっぱりここにいた!」
「え…?どうして僕達の事を…?」
『こんな子知り合いにいたっけ……あ、もしかして……
ルイくん?』
「うん、そうだよ…どうかな…?」
「「えぇーーー!?」」
「なんて言うか…その…少し驚いたと言いますか…」
「普通に女の子だな…」
「わ、私…これからは自分らしく生きていくって決めたの…だから、洋服も着たい服を着るんだ…♪︎」
そしてシロウがルイくん…いや、ルイちゃんをオカルト部に誘った
「可愛い子が部員になるのはテンション上がるし♪︎」
『キスケ。』
「…ごめんって」
「えっと…うん、私もオカルト部に入ろうかな…」
そうして、5人目のオカルト部員が誕生した
『ルイちゃん可愛いね♪︎似合ってるよ〜』
「え…そ、そうかな…?ありがとう…♪︎」
『ねぇ、今度一緒に買い物に行かない?私女の子の友達少ないからさ…』
「…!うん、一緒に行こう
どこに行く?」
『うーん…あ、この前新しく出来たあの__』
「…なぁシロウ、俺さぁ…まじの女の子同士の会話にしか見えねぇし聞こえねぇんだけど
どっちも可愛いし」
「それはすごく分かります……けどAさんはあげませんからね」
「誰もそんな事言ってねぇって…(笑)」
「シロウは本当にAさんの事が好きなんだね」
「はい、もちろんですよ〜
Aさんは僕を認めてくれた優しい人ですから……
って、僕、ノブユキくんにAさんと付き合ってる事言いましたっけ!?」
「え、えっと…キスケが教えてくれたんだけど…」
「…キスケ君!!もう勝手に言いふらさないで下さいよ〜!」
「まぁまぁ、どうせバレるんだからいいじゃねぇか…!」
「開き直らないで下さい!」
「…え、えっと…止めなくて良いの…?」
『良いよ、じゃれ合いだから』
私達も会話してたけどシロウ達の声が大きくて会話をやめて聞いていた
「ごめんって!シロウ!!」
「許しませんよキスケ君!!」
「まぁまぁ二人とも落ち着いて…!」
『…ふふ♪︎』
今日はいい日だな…
ルイちゃんもオカルト部に入ってくれたし、何より…
シロウが私の事どう思ってたのか知ることができたし♪︎
「(Aちゃん…すごく嬉しそうな顔してるなぁ…♪︎)」
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作者名:朧月夜 | 作成日時:2021年5月2日 22時