怪心学園絶望の紫蝶 (ページ5)

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第4話:ストーカーページ5

美術室へ入ると､クラスメイトのシズカさんがいた

あ､あの胸のハート…キーホルダーと同じだ…という事はシズカさんがツバサ君の彼女か

そしてシズカさんに話を聞いていると途中でシロウが暴走した

「本当はシズカさんがツバサ君を襲ったんじゃないですか?」

『ちょっとシロウ､そんな聞き方したら…』

「は…?私がツバサ君を…そんな訳ないでしょう!?私はツバサ君を愛しているのよ!?

…そうよ､きっとアイツだわ､あのストーカーがツバサ君を襲ったに違いないわ｣

「ストーカー?」

「ええ…そのストーカーの写真があるんだけど､ぶれちゃって1部しか映ってないの…」

そう言ってシズカさんはその写真をくれた

｢…そうだ!こんな事してる場合じゃないわ!早くツバサ君の所に行かないと…!待っててね､ツバサ君…!!」

シズカさんが早口でそういった後足早に病院へ向かった

『…怖…ヤンデレ…?いや､どちらかと言うとメンヘラか…?』

私初めてツバサ君に同情した…

「まさかシズカちゃんにあんな裏の顔があったなんて…ちょっとショック…」

まぁここで色々言ってても仕方ないのでストーカーを探すことに｡

屋上へ向かうと…

サナエさんがいた

「あのマフラー…ストーカーの写真と似てますね」

「ツバサ君…今頃はふふふ」

…怪しいなぁ

「おいサナエ!」

「ヒィィィ!な､何?あ､貴方達…何の用…?」

ここは遠回しに聞いても意味無いだろうから直球で聞くことにした

『サナエさん､貴方がツバサ君のストーカー?』

「し､知らないわよ…人違いじゃない?」

「いや､どう見てもこのマフラーはお前のと同じじゃねぇか」

「う､うぐぅ…」

「嘘つけ!お前がツバサを襲ったんだろ!」

キスケがそう言うと…

「え…っ!?ツバサ君が襲われた!?」

あれ､思ってた反応と違う…?
という事はサナエさんは犯人じゃないのか…?

「はい…先程､無惨な姿で発見されたんです」

「そ､そ､そんな…ツバサ君が…
私の大事なツバサ君が…」

わぁ…ツバサ君ってこんなヤバい子達に好かれやすいのかな…

それからサナエさんがツバサ君をシズカさんから守る､と言って墓穴をほって逃走した

うーん…言動は怪しかったけど何かサナエさんは犯人じゃないような気がするんだよねぇ…

と､そこまで考えた所で

「Aさん､サナエさんを追いかけますよ!」

とシロウに言われた

『え､あ…うん…』

私も追いかけようと思った所で…急に場所が変わった