第3話:スマホ ページ4
『手伝っても全然片付かないけどね』
「いやぁ…仕方ないじゃないですか〜
オカルトグッズは捨てるに捨てれませんよ〜」
『そんなこと言ってるから片付かないんでしょ
そろそろちゃんとはっきり分別つけてよ…』
「…えっと…Aさんとシロウ君の関係って…」
私達の会話を疑問に思ったのかノブユキ君がキスケに質問した
…小声のつもりなんだろうけどバッチリ聞こえてる
「あぁ、そういえばお前は知らなかったよな
シロウとAはカレカノだぜ
いやぁずるいよなぁ…俺も可愛い彼女欲しいんだけどなぁ〜」
『キスケの場合はナンパばっかりしてるからいい子が来ないんでしょ…あ、開いた』
「え!?」
『キスケがずるいよなぁ…とか言ってる間にパスワード見つけたよ』
「聞こえてたのかよ…」
まさか初期設定のままだとは思わなかったけど
さっき通知が来てたSNSを見てみると…
「えっと…アカウント名は… 怪心学園 ウラ情報屋
学園のゴシップをまとめたアカウント!えぐい噂話をどんどん配信するぞ!」
ノブユキが読み上げてくれた
へぇ〜こういうのあったんだ…
「なんか色々やばい事が書かれてますね〜」
『私は興味ないかな…』
こういうので他人の秘密を見るのはちょっと…ね
それから私達はこの部屋は密室だった、ということから鍵を持っている人が怪しいと睨んでまずはオモタ君の所へ行くことにした
そしてスペアキーの存在に気付き体育教官部屋に行った
「おや…?弓道部のスペアキーがなくなってますねぇ…」
『それじゃあオモタ君は犯人じゃないって事か…?』
「いや、分かりませんよオモタ君が自分は犯人じゃないと証明するためにスペアキーも取ったのかもしれませんよ」
「そんなめんどくさい事するか?」
「いや〜これはミステリー小説ではよくある事ですよ〜」
…とりあえず私達が先生のパソコンを触ったことが分からないようにシロウが隠蔽工作をして体育教官部屋を出た
『…?あれ、弓道場の前に何か…』
「本当ですね これは…?」
『あ、鼠…野生の鼠初めて見た…』
でも野生の鼠がこんな所で寝てるなんて…
と、鼠の横を見てみると…
『ペットボトル…あ、もしかして…
この鼠、ペットボトルの中身を飲んで眠ったんじゃない?ほら、ペットボトルの中に睡眠薬的なのが入ってれば…』
私の推理を話した結果、このスポーツドリンクを作った人_つまりツバサ君の彼女を探すことになった
このキーホルダー、どこかで見たような気がするんだけど…
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作者名:朧月夜 | 作成日時:2021年5月2日 22時