第2話:事件 ページ3
「そうですね〜後50個オカルト部の良さをあげるとしたら…」
「(この話いつまで続くんだろ…)」
「あーあ、まだしてる…良くあんなに思いつくよね…」
「シロウがあぁなったらもう転校生が折れるまでアイツは止まらねぇぞ…」
私としては聞き飽きたオカルト部の良さ50選を聞き流しキスケと話していると…
「キャーーっ!!」
…今のは黄色い悲鳴とかじゃないな
「またまた事件ですか〜?」
「まじかよ…」
『…これで何回目?』
もう慣れすぎて少し冷静になってきてるなぁ
「キスケ君!Aさん!悲鳴の聞こえた方へ行ってみましょう!」
「ったく…仕方ねぇな…」
『今度はどうなってんだろ…』
「ノブユキ君も行きましょう!」
「えっと…わ、分かったよ…!」
外へ出てみると弓道部の部室に人が集まっていた
「あそこって弓道部の部室だよな…?」
オモタ君が鍵を取りに行って部室を開けるとそこには…
口を縫われたツバサ君がいた
幸い息はあったようなので保健室に連れていかれた
「口を縫われるとかマジ痛そうだよな〜」
「さぁさ、オカルト部の出番ですよ〜
ノブユキ君も協力してくれますよね?」
シロウがそう言うとノブユキ君は少し考えた後…
「…うん…俺もオカルト部に入って協力するよ…」
「や、やりましたよキスケ君!Aさん!
これで4人目オカルト部の誕生です!」
「せいぜい後悔しないようにな〜」
『これからよろしくね〜』
シロウがノブユキにバッチを渡し、捜査が開始した
『とりあえず弓道部の部室に行こうか』
弓道部の部室に入ると彼のスマホがあった
…?何か通知来てる
その内容は
面白いネタって何?早く更新しろよ〜
的なものだった
…そういえばサッカーゴールの近くの木に学校の裏垢みたいなチラシあったけど…まさかね…
それからロッカーを見てみると…
『…あれ、このステッカーって…』
「どうした?」
『いや、これなんだけど…ツバサ君のスマホのロック画面と同じやつじゃない?』
「…本当ですね〜
ということはこのロッカーはツバサ君のみたいですね
…人のロッカーを見るのは気が引けますが…仕方ないですよね♪︎」
…全然そんな風には見えないけど
ロッカーを開けるとそこには荷物がごちゃごちゃしていた
「翼くんってしっかりしてるイメージでしたが…案外ズボラなんですね」
「くくく…まるでシロウの部屋みたいだな」
「僕の事はいいんですよ…それに最近はAさんが手伝ってくれますし」
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作者名:朧月夜 | 作成日時:2021年5月2日 22時