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第12話:復讐 ページ13

と、そこにマチさん、アリスさん、ミカコさんが来た

アンさんがメッセージを送ってここへ来るように言ったみたいだ

「大丈夫!?」

「これは…?」

ミカコさんが見つけたのはさっき見落としていた紙だった


[私の復讐は始まったばかり]


復讐…ねぇ

そういえば何年か前…確か3年前だったかな?
両親を殺されてその復讐として事件に関係ある12名にデスゲームをさせた事件があったような…

殆どの人はそのデスゲームで死んじゃったみたいだけど


まぁこれはこのドッペルゲンガー事件には関係ないか


そんな事を考えているとアンさん達が[犯人はカナの幽霊じゃないか]と話していた


カナさんって確か…半年前くらいから不登校になった別クラスの子だよね


そこでマチさんが連れてきた先生が到着した
そしてそのままウサギさんは保健室へ運ばれてグループの子達も一緒に向かった。



「彼女達、ピエロの正体がカナさんの幽霊だと言ってましたね」

「そのカナさんって誰?」

「ほ、ほら…今朝言ったでしょ?彼女達のイジメで自 殺しちゃった子…」

『うーん…彼女達の言った事が本当だとすると…ドッペルゲンガーはカナさんの幽霊って事になるな…』


私がそう言うとルイちゃんは少し怯えたように言った


「…幽霊なんて現実的にありえるのかな…?」

「そんな事言ったらドッペルゲンガーだって現実的じゃありませんよ〜」

…即行シロウのツッコミが入ったけど。



そして調査を進めるとキスケが何かに気付いた


「あれ…?この十字架、ちょっと使い古された感じがするな」

『ホントだ…所々傷も入ってる…』

「なるほど…ですがドッペルゲンガーは一体どこからこんなものを…」


と、そこでルイちゃんがストップをかけた

「あ、あの…今日はもう夕方だし…調査は明日からにしない…?」

「え?突然どうしたんですか?調査はこれからじゃないですか〜」

「いや…でも…」


『…もしかしてルイちゃん、幽霊が怖いの?』

「うっ…だって…」

ほんとに怖そうだな…


「そんな事言っていてはオカルト部の名が廃りますよ〜」


『こらシロウ、怖がってるんだから無理意地しないの。』


「ですけど〜…」


「ま、諦めろよ…こうなったシロウは止められないぜ…」


その後も結局調査したけど犯人の手がかりは見つからずに解散となった




そして次の日


ウサギさんを覗いた彼女たちはいつもより遥かに静かだった


「まぁ昨日あんな事があったし仕方ないか…」

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作者名:朧月夜 | 作成日時:2021年5月2日 22時

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