怪心学園絶望の紫蝶 (ページ2)

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第1話:転校生ページ2

「シロウ､A おはよ〜」

「キスケ君おはようございます」

『キスケおはよう』

私達オカルト部の3人が揃い､いつも通りに挨拶していつも通り普通…とは言えないけど普通の毎日を送るはずだった__が

今日はそうではないらしい

「なぁなぁ､知ってるか?今日このクラスに転校生来るらしいぜ」

転校生…?

「そうなんですか!? それならぜひオカルト部に誘わなければ…!
Aさんもオカルト部の部員を増やしたいですよね!」

やっぱり誘うつもりか…

私は別に今のまま3人で良いんだけどなぁ

『まぁ…シロウが誘いたいなら誘ってみればいいんじゃない?
でも無理やりはダメだよ』

「分かってますよ〜」

「本当か〜?シロウはオカルトの事となるとポンコツになるからなぁ〜…」

「ポンコツとは何ですか!?キスケ君酷いですよ〜」

と､そんな会話をしていると宮本先生が来た

「お前ら席に着け〜突然だが今日は転校生を紹介する」

転校生､どんな子だろ

入ってこい､と先生がドアに向かって言うとそこから男の子が出てきた

「……は､はじめまして俺は……えっと…ノ､ノブユキです」

ノブユキ君か…何か気が弱そうだな

皆がどんどん自己紹介(と言っても名前だけ)をしていき､ついに私の番が近づいて来た

『…私は針道A｡よろしくね』

放課後

「きゃーー♪︎」

いつも通りツバサくんファンとやらが黄色い悲鳴をあげている中シロウは転校生の所へ行く準備をしていた

「…Aさん､僕早速彼を勧誘してきますね!」

『え､もう?って速っ』

もうシロウは転校生の所へ行っている

しばらく見ていると転校生くんが困り始めた
そこにキスケが助けに入った

「おいおい､シロウ…!転校生困らせてんじゃねーよ｡」

「おぉ!これはキスケ君…!
君もオカルト部なら手伝って下さいよ〜」

…そろそろ私も行くか

『ごめんね､うちのシロウが…
最近妙な事件が多くて…テンション上がってるの』

「え…えっと…」

あ､急に会話に入っても分からないか

『初めまして､私は針道A｡よろしくね』

「あ､よろしく…」

「テンション上がるのは当たり前じゃないですか〜奇妙な事件ですよ?
そんな事件を調査するのがオカルト部の仕事じゃないですか〜♪︎｣

「はぁ…こうなったこいつはもう止められないんだ…」

あ､キスケ諦めた

「は､はは…」

「ぜひオカルト部に入って下さいよ〜」

そう言ってシロウは勧誘を続けた