この恋しても、いいですか？ R.Y 2

7 ページ7

.






侑李「へぇ。…いいじゃん」









侑李に話すと一発オッケーだった。









「でも。…私にできると思う、？」








侑李「んー。知らね」









まるで他人事みたいに言う侑李






まぁ確かにそれは否めないし

実際にそうなのだけど。









「もう。…頑張ってねとか。
Aならできるよとか。



…ないの？」









溜め込んでた言葉をぶつけた私









侑李「はいはい。頑張ってね。Aならできる」









「ちょっと。」









何かにイライラしてるみたいで。





せっかくの二人の時間なのに

何も楽しいことがないのが嫌で









いつも私から何か話している









それなのにそんな態度とられちゃうとさ。









「知らない。…もうバカ。」









ソファから席を立つ









もしかして。




この前の返事なにもしなかったから？









だって。









出来なかった、




まだ20歳だし。









っていうのは建前だけれど。









こんな曖昧な気持ちのまま

私だけ前に進むことなんて絶対に出来なかった









出来るはずがなかったんだ。









侑李「俺。…ずっと待つよ、あの返事」









そうボソッと呟いた侑李









涼介先生。









あなたにそう言われたかった




５年前に









「ん。…お風呂入るね」









.

8→←6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す