この恋しても、いいですか？ R.Y 2

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涼介「今日は潰れんなよ送らねぇから」









嫌味っぽく言う涼介さん









「安心してください。もう心配いりません」




涼介「ふっ。どうだか」









「…侑李に連絡いれとこう」









また同じことで苦しめたくないし




やましいことなんてないもん









そう思って携帯を取ろうとすると









涼介「…養子ってこと。誰にも言うなよ」









お酒を飲みながら

下を向いて話す涼介さん






不安なのかな


バラされるのが









「大丈夫です。絶対口外しません」







涼介「……俺も。好きな奴がいた」









酔ってるのかな？





いきなりそう話しだす涼介さんに動揺する









涼介「二度と会わない。」


涼介「…そう誓ってた。」











頷きながら話を聞いた。









涼介「俺な、まじ最低なの」




「最低って…」









涼介「ガキにはまだ早い」




「…またそんなこと。」









せっかく聞いてるのにな





ただ純粋に気になった









涼介先生と似ていたから




彼はどんな人生送ったんだろう









そう思っていた





だから話してくれることが嬉しかったのに















涼介「初めて5年前好きなやつ抱いた」





「ん、？…急になにを」









涼介「初めて。綺麗だと思った。」



涼介「純粋な子だった。ほんとに」









なにを話せばいいのかわからなくて戸惑う





それに5年前と言ったよね？









私も初めては5年前だったなって


思い出したら泣けてしまいそうだった









涼介「…俺。謝らなきゃいけねぇんだけどさ」



「謝る？」









涼介「ん。許さねぇよな普通」









なにがなんだかわからなくて



でも

私も同じ立場になるなら









「…許しません」




涼介「……」









「ずっとそばに居なきゃ、許さない」





「…私なら」









涼介先生に伝えたい言葉だった







お願いだからって



そばに居てよって







そう伝えたかった









涼介先生と涼介さん





５年後涼介先生に会うなら涼介さんみたいな人かな


それともあの時のまま優しい涼介先生かな









…会いたい









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