この恋しても、いいですか？ R.Y 2

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それから。





私達はすぐに週刊誌に掲載されて


涼介さんは








涼介「お付き合いしていることは、事実です。」









真っ直ぐにメディアに伝えてくれた





そんな姿が印象的だと


それはそれは評価を高く受けて









馴れ初めを聞かれた時彼が話すと









涼介「やべぇよ。…映画化って………」









初の映画主演







それに内容は私たちの出会った時からの馴れ初め


まさに彼は夢を歩いていた。









そんな私は。









「…何がしたいかな」









もう大学四年生になると言うのに

私は何も考えていなかった









特に何もわからずただ涼介さんとの生活を歩んできた








だから。

夢なんてそんな大きなもの持ってなくて









涼介「何になりたいの？」









そう聞かれた時。


私は咄嗟に









「…涼介さんのお嫁さん」









そう言ってしまった私



あって気付いた時にはもう遅くて









顔が熱い








涼介「…さくちゃん？まじでムリ。
なんなのほんと」









そう言って顔を隠す




なんで、



でもこの気持ちに嘘はないんだよ


そう思っていたら









涼介「可愛すぎんだってば。」




「……いつか。王子様が迎えにきてくれるの待ってる」









そう言うと彼は笑った。




涼介「やめて。王子様じゃないだろ、俺だろ。」




そう言ってた。









「私。…本気だもん」



涼介「知ってる。…待ってて、迎えに行くから。」









今まで笑ってたのに


簡単に顔を変えて真っ直ぐ見てた私のこと









もう。…また顔が赤い








迎えに行くなんて言ってるけど


もう一緒に住んでるし

もう迎えにきてくれてるものな気もするけど。









顔を背けてテレビを見出す彼に



そっと後ろから抱きつく









涼介「なぁんだよ」









甘い声。





彼の香水の匂い




全てが好きなんだ。









「私幸せだよ。ありがと、そばに居てくれて」







恥ずかしくて中々言えないから

顔を見ず後ろから


照れながらそう言った私









涼介「おい。」








それなのに涼介さんは腰に回っていた手を解いて

くるりと私の方を見た









涼介「照れてんじゃねーよ。」



「照れてなんか、」









涼介「さくちゃんが可愛すぎてどうしよ」




もう。









涼介「A、大好きばか。」









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