この恋しても、いいですか？ R.Y 2

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ミコ「おつかれ」




「あ、お疲れ様です」









あれからやっと仕事を覚え始めているこの頃









ミコ「今日はね。なんと！」

「はい。」









ミコ「…今人気の山田涼介にインタビューよ」









「えっ。私がですか？」




ミコ「そうそう。こんなチャンスなかなか無いよ」









そう言って段取りを始めていくミコさん







会いたくないんだけどな









こんなモヤモヤした気持ち初めてで。




山田さんに会うたびに増えていく









でも。



本当は







涼介先生と重なるから



会いたい気持ちもまたあるのが事実だった。









涼介「初めまして…山田涼介です」







「あっこんにちは…」









部屋で待機してると


彼はやってきた









なんでお前が？


みたいな顔で席に座る









「初めまして。担当させていただきます
…桜井 Aです。」





涼介「どうも。」









仕方ないじゃん



人手足りないからって
私だってこんなの引き受けたくないよ







収録で使うからってインタビューしといて


そう言われてきただけだもん









「じゃあ。始めますね、
まず今年の冬はなにをされますか？」






涼介「…そうっすね。もう冬っすけど」









「……なにしました？」









いちいち突っ込んでくるのも腹が立つ









涼介「んー。特に何も」



「何か一つでも」









収集しなきゃ終わらないんだもん









涼介「あぁ。この前この番組出させて頂いた後
収録終わりに飲み会に誘っていただきまして。

飲みつぶれた子見て久々に笑いました。

最近休みないんで心癒されたのが思い出かな」









「……あの、」









涼介「可愛かったっすね。」









なに。このドキドキ




私のこと？









「っ次にいきます。」


「理想のデートプランを教えてください」









涼介「んー。…家でのんびりと過ごすかな」







「例えばどんなことを？」















涼介「えぇ。おねーさんそれ聞きます？」



「ん、？…あの」







涼介「まぁそりゃ。家って言ったら一つしか」




「あ………」









涼介「照れてる。かわいーねおねーさん」









こんなの…






ドキドキしちゃうじゃん









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