この恋しても、いいですか？ R.Y 2

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裕翔「へぇ。言ったんだ」




「…軽くだけどね。」









あれから裕翔と会い

昨日の事を話していた。









裕翔「まぁ、忘れたらいいんだよ」





「…そんな簡単に、」









裕翔「お前わかってる？
アイツは絶対お前の事なんか忘れてんだから」









そう言われた時









本当なら何も思わないのが普通なのに



胸に突き刺さるこの気持ち









忘れたいよ

私だって





忘れようとしたんだもん









それでも。









「…忘れられなかったんだもん。」









裕翔「こんな曖昧なまま付き合ってんの？」









そんな私を嘲笑うかのようにそう聞く裕翔









「曖昧じゃない。…好きだよ」







裕翔「バカみたいお前」









「裕翔にわかってもらわなくてもいい」




「私の問題だもん、ほっといて」









そんな裕翔に対抗するように
私はそう呟いた









裕翔「…ほっとけるもんなら
もっと前からほっといてんだわ」







「え、？」









裕翔「ずっと我慢してんだわ、俺」




「裕翔…？」









裕翔「俺アイツが言った言葉


…さくちゃんのことよろしくって
そう言った言葉忘れらんねぇんだ。



俺が守ってやらねぇとって。」









声を震わせながら裕翔ははっきりと私の顔を見て言った






微かに目には涙を浮かばせながら。









裕翔「アイツと約束したんだ。
だから俺。…守るから、ほっとけねぇんだよ」









「…裕翔。ごめん、ほんとにごめんなさい。」









自分のことばっかの私


それなのに裕翔は





いつも私優先だった。









図星を突かれてるからって


私は裕翔に当たってるだけなんだ。









本当はわかってる









わたしだけ



私だけこんな気持ちでいること









相手はきっと忘れてることなんか









…わかってたんだ。








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