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太陽王子と氷姫(2) ページ50

国に帰ると氷姫は親にこっぴどく叱られ、外に出ることを禁止されてしまいました



唯一の光であった太陽王子がいなくなり、氷姫は悲しみに暮れました



それでも王子の言葉を思い出し、何とか耐えていました




王子は父に「氷姫に会いに行きたい」と言いましたが、反対されてしまいました



何でもない日常を変えてくれた最愛の氷姫を失い、太陽王子は気が狂いそうになります



それでもいつか氷姫に会えることを信じ、何とか耐えていました




いつまで経っても迎えに来てくれない王子に、氷姫はもう限界でした



「どうして来てくれないのですか…?」



悲しみが頂点に達した氷姫は、その力を解放しました



自室から王宮を凍てつかせ、その氷は国中にまで届きました



人間も道具も家も凍りつき、本当の「氷の国」と化しました



その中でただ一人、氷姫だけはその場に佇んでいました



その目には恨みと哀情が混ざり、まるで鬼のようでした



急な氷の国の変化に驚いた国々は、会議を行ないました



王子は氷姫が心配で堪らず、「私に任せて欲しい」と申し出ました



この中で一番の適任者は彼しかいないと、国々は賛成しました



太陽王子は意を決して、氷の国へ入りました



その姿を見て、王子は絶句しました



「これが愛する氷姫の国の姿なのか」、と



王子は城に入り、姫を探しました



そして姫の自室を見つけ、ドアを開けると、そこにはずっと会いたかった氷姫がいました



氷姫は初めて会った時のよう座り込んで泣いていました



王子は「ここにいたんだね」と笑いました



その声を聞いて、氷姫が王子の方を振り向きます



王子は氷姫を抱きしめ



「僕のところにおいで。笑わせてあげるから」



氷姫は泣きながら



「来てくれたのですね…」



そう言いました



王子は微笑んで言いました



「必ず迎えに行くって言ったでしょ?」



氷姫は頷きました



「さあ、帰ろう」



氷姫と太陽王子は立ち上がりました



その瞬間、国中を覆っていた氷が溶け始めました



凍っていた全てのものが元通りになり、再び平和が戻りました



そのあと二人は結婚して、幸せに暮らしました




〜おしまい〜





























.









.





























物語は動き出す

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リリィ(プロフ) - みたらしさん» みたらしさん、ありがとうございます!分かりました!!大分遅いですが、付け足しますね!教えてくださってありがとうございますっ!!(*^^*) (2021年2月28日 19時) (レス) id: 435fa9fdac (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Hika316さん» Hikaさん、返信遅くなって本当にすみません!ありがとうございます!!楽しんでいただけて何よりです!!!(*´▽`人) (2021年2月28日 19時) (レス) id: 435fa9fdac (このIDを非表示/違反報告)
みたらし - とてもおもしろいです!Y学園のほうを見ていて、こっちも気になって見にきました!あと、質問なんですけど夢主ちゃんってどれくらいの身長ですか?例えば〇〇よりも高いとか、同じくらいとか…教えてもらえると嬉しいです♪←長文失礼しました (2020年8月28日 0時) (レス) id: 09e3f2aace (このIDを非表示/違反報告)
Hika316(プロフ) - シャドウサイドいいですよね!とても楽しく読ませてもらいました (2020年8月17日 12時) (レス) id: 364d48ab90 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アンデル | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年12月5日 22時

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