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ケマモト村 ページ37

〜ケマモト〜



ケータ「ここには俺のおばあちゃんがいるんだ!」



A「そうなんだ。楽しみ」



周りを見渡すと、周りは自然でいっぱいだった



大人は誰かと話していたり、子供は村を駆け回っていた



A「(こんな田舎もいいな)」



そこら辺に小さな幸せがたくさんある



幸せというのは発展していない所の方が多いのかもしれない



ケータ「おばあちゃんに顔見せなきゃ!早く行こう!」



A「あ、うん!」



もうちょっと景色を見たかったな、と思いつつも、ケータの笑顔を見て何も言えなくなった



惚れた弱みすごいなあ…




ガラッ



ケータ「おばあちゃーん!ただいまー!」



おばあちゃん「ケータ、お帰り。一人できたのかい?」



ケータ「うん!今日電車に乗って出掛けたからさ、ついでにケマモトにも来たんだ!」



おばあちゃん「よく来たねえ。さああがって」



ケータ「うん!」



おばあちゃん「…?」



A「!」



ケータのおばあさん、今私のこと見たような…



おばあちゃん「ああ、そうだ。お野菜が無くなってたんだわ。ケータ、ちょっと買って来てくれるかい?」



ケータ「うん、いいよ」



A「あ…ごめん、ケータ。私、ここにいてもいい?」



ケータ「え?う、うん…いいよ」



A「ごめんね」



ケータ「大丈夫」



そう言ってケータは走って行ってしまった



おばあちゃん「…貴方、妖怪さんかしら?」



A「!…見えているんですか?」



おばあちゃん「ええ。もちろんよ」



A「…ケータの家族は妖怪が見える家系なんですか?」



おばあちゃん「正確には、私の夫が妖怪と友達でね…いつも一緒にいたの」



A「そのおじいさんは今どこに…」



おばあちゃん「…亡くなったの。ケータが生まれる前に」



A「!ご、ごめんなさい!」



おばあちゃん「いいのよ。人はみんな、いつかいなくなるから」



おばあさんはそう言って切なげに笑った



A「…分かりません。いつか死ぬと分かっていながら、何故そのように冷静でいられるのか」



私は拳を握りしめた

幸せ→←不可思議



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リリィ(プロフ) - みたらしさん» みたらしさん、ありがとうございます!分かりました!!大分遅いですが、付け足しますね!教えてくださってありがとうございますっ!!(*^^*) (2021年2月28日 19時) (レス) id: 435fa9fdac (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Hika316さん» Hikaさん、返信遅くなって本当にすみません!ありがとうございます!!楽しんでいただけて何よりです!!!(*´▽`人) (2021年2月28日 19時) (レス) id: 435fa9fdac (このIDを非表示/違反報告)
みたらし - とてもおもしろいです!Y学園のほうを見ていて、こっちも気になって見にきました!あと、質問なんですけど夢主ちゃんってどれくらいの身長ですか?例えば〇〇よりも高いとか、同じくらいとか…教えてもらえると嬉しいです♪←長文失礼しました (2020年8月28日 0時) (レス) id: 09e3f2aace (このIDを非表示/違反報告)
Hika316(プロフ) - シャドウサイドいいですよね!とても楽しく読ませてもらいました (2020年8月17日 12時) (レス) id: 364d48ab90 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アンデル | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年12月5日 22時

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