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頭を冷やして ページ26

夜、ケータはご飯を食べ終わった後、部屋に戻ってきた



ケータ「今日さ、フミちゃんと一緒に帰れたんだー!」



私はケータの横にいた女の子を思い出した



A「…ああ、あの子か」



ケータ「え?フミちゃんのこと知ってるの?」



A「ケータが帰ってるところ見かけたからね」



ケータ「えー!だったら声かけてくれれば良かったのに!」



行けるわけがなかろうに



私が行けば、完全にムードぶち壊しだ



A「…まあ、次からはそうするからさ」



ケータ「もー…でも、フミちゃんと帰れて嬉しかったな〜!」



ズキッ



A「(…まただ)」



ケータ「笑った顔とかすごく可愛くて、もう天使って感じ!」



A「(っ…!やばいな…痛みが増している)」



ケータ「しかも女子力高いし、勉強もできるし…こういうのって、高嶺の花って言うんだろうな…」



A「…ケータ」



ケータ「?何?」



A「もうその話はやめて」



ケータ「え…どうして…?」



A「いいからやめて!」



ケータからすれば、きっと私は鋭い目つきで睨んでいたと思う



ケータ「!わ、分かった…」



A「…ごめん、ちょっと頭冷やしてくる」



私は静かに窓を開け、そのまま飛び降りた





A「おかしいな…前まではこんなことなかったのに…」



胸を押さえながら、独り言を言う



A「私は別にフミさんを知っているわけじゃない…もちろん嫌いなわけでもない…一体どうして…?」



心の隅で、フミカさんを嫌悪している自分がいる



まるでケータを取られてしまうような…



「…A 、こんなところで何をしてるんだ」



顔を上げると、人間の姿のエンマがいた



A「大王様…いえ、ただの散歩です」



エンマ「そうか…ところで、何故来なかった」



A「…あ」



エンマ「…やはり忘れていたか」



A「…申し訳ありませんでした」



エンマ「…別にいい。それより、こんな時間に散歩とはな…ケータと何かあったのか?」



私はさっきの出来事を思い出した



A「…いえ、ただ私が一方的に感情的になってしまって…」



きっとケータは困っているはずだ



誰だって急に怒られたら、混乱する



理由だって言っていないのに

恋→←胸の痛み



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リリィ(プロフ) - みたらしさん» みたらしさん、ありがとうございます!分かりました!!大分遅いですが、付け足しますね!教えてくださってありがとうございますっ!!(*^^*) (2021年2月28日 19時) (レス) id: 435fa9fdac (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Hika316さん» Hikaさん、返信遅くなって本当にすみません!ありがとうございます!!楽しんでいただけて何よりです!!!(*´▽`人) (2021年2月28日 19時) (レス) id: 435fa9fdac (このIDを非表示/違反報告)
みたらし - とてもおもしろいです!Y学園のほうを見ていて、こっちも気になって見にきました!あと、質問なんですけど夢主ちゃんってどれくらいの身長ですか?例えば〇〇よりも高いとか、同じくらいとか…教えてもらえると嬉しいです♪←長文失礼しました (2020年8月28日 0時) (レス) id: 09e3f2aace (このIDを非表示/違反報告)
Hika316(プロフ) - シャドウサイドいいですよね!とても楽しく読ませてもらいました (2020年8月17日 12時) (レス) id: 364d48ab90 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アンデル | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年12月5日 22時

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