その44 ページ45
雫葉side
『underworld…。』
《はい。》
『あなたには…私がなんに見える?』
《あなたはあなた。いつもと変わらない…マスターの姿が私には見えます。》
『そう。』
だけどきっと…私は『化け物』にされたのね…。
彼…DIO様の手によって。
彼を憎いだなんて思わない。憎いのは…弱い私。
だけど…不思議…。いつも隣に誰かいたような気がする…。
たった一人の家族がいた気がする…。
いえ…きっと気のせいだわ…。だって私はいつも独りだったもの。
クローゼットにかけられたセーラー服も、いつも腕につけているブレスレットも…見覚えはない。
きっとDIO様からのプレゼントか何かなのだわ…。
そう思う事にしましょう。
〖違う!〗
私には…DIO様しかいない…。
〖違う!〗
彼のために…ジョースターを抹殺しなくては…。
〖違う!〗
ジョースターの肩を持つ裏切り者達も…そのそばにいるあの二人組も…
必ず抹殺しなければ…。
〖違う…!違う違う違う…!違うの…!〗
〖たとえ記憶がなくても…そばにいなくても…あの子に会いたいという気持ちは消せない…!
助けて…迎えに来て…
雫華…。〗
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作者名:おバカな傀夢&歌詞無 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2018年3月29日 12時