その11 ページ13
承一郎side
「……!!……!!」
誰かが叫んでるな。女の声……聞いたことがねーな、こんな声。でも、声のする方に行かなきゃならねーような気がしたんで、走ってそこに向かった。
すると、胸を抑えて苦しそうにする弟の姿があった。そして、近くにいたスタンド。さっきの声はこいつの声だったのか。
『大丈夫か…!!承之助!!』
俺は承之助を横抱きにすると、空条邸の居間に向かう。俺が入ると、みんながこちらを向いた。
『承之助がっ!!!』
「承之助くんもなんじゃな……」
ジョセフさんが悲しそうな声で言った。
すると、そこには…ホリィさんと雫葉が布団の上で寝ていた。2人とも、承之助の症状と似ていた。
『…………ど、どういう事だよ…………どういう事なんだよ!?』
俺は叫んだ。意味がわからなかった。何で…俺の弟なんだ。なんで俺じゃなかったんだ。
クソっ!クソクソクソっ!!!
畜生!!!!
俺の可愛い弟を取るんじゃねーよ…!!
俺は泣いた。一晩中泣いた。いや……涙が止まらなかった。
ジョセフさんがDIOを倒すと言うので、俺も付いていくと。承之助を助けるために付いていくと、言った。
俺は承之助のそばに行き、承之助にこう言った。
助けるから、絶対助けるから。と。そう告げて部屋を出ようとした、が承之助に止められた。
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作者名:おバカな傀夢&歌詞無 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2018年3月29日 12時