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外道丸の手入れが終わる頃。
ちょうど話が途切れたので、俺は長居し過ぎかなと立ち上がり、
そうだ、と思った事を聞く。
「あの、良ければたまに手伝いに来ても良いですか？
アセビを育てる為に俺もここに来るので！」
ひとらんらんさんはとても絡みやすい人だ。
復讐鬼とか言われて恐れられてる由来は知ってるし、
内ゲバに巻き込まれたりもした事あるし。
…でもそれは自分が育てた作物を破壊されたからで、
決してひとらんらんさんが悪い訳じゃない。
前は絡めていなかったからこそ、思う。
この人と、…幹部さん達と、仲良くなりてぇなって思った。
知らなかった事を知りてぇって思った。
そう思ってそう言うと、ひとらんらんさんは少し目を見開いて、
少し考えた後、こくん、と頷いた。
「この軍で一緒に農作に励める仲間がいるのは嬉しいよ。
俺からも、良ければお願いしたいな」
「…ッ……はい！宜しくお願いします！！」
宜しくね、と伸ばされた手を、
俺はしっかりと握り返した。
普段は此処にいるから、いつでも話しかけてね。
そう見送られた俺は、軍事基地をブラブラと歩く。
…やべぇわやべぇわ、俺幹部さんと話しちゃったよ俺？
ひとらんらんさん滅茶苦茶優しい好青年だった…！！
いや俺より歳上だし成人済みだろうけど！
そう少しテンションが上がりながら、
懐かしい軍内を歩き回る。
勿論道は完全に覚えてるけどな。
４年間もいた場所なんだから。
ｳｫｵｵｵｵｵｵｵｯｯ!!!
ｳﾜｱｱｱｱｱｱｯｯ!!!
「…ん？」
突然、地図を広げながら歩いていると、
遠くから叫び声が聞こえる。
何かあったのかと慌てて耳を澄ますと、
ドタドタと慌ただしい足音が此方に走ってくる。
…嫌な予感を感じて足を止め、
じっと、音のする方向を見詰めていると。
「うおおおおおおおっ！！」
「ああああああっっ！！！」
「ケハハハハハハハッ！！」
緑の物体に追い掛けられている、男性が二人。
サッカーのユニフォーム…のような服を着た人と、
ニット帽を被り、オーバーオールを着た人。
緑の物体に目を凝らしてみると、
深くフードを被っていて目元が見えない、銃を持った人。
＿＿＿コネシマさん、シャオロンさん、ゾムさんが。
「〜〜ｯウッソだろお前…！！」
此方に向かって、走ってきていた。
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kenma(プロフ) - 好き過ぎる…いつまでも更新待ってます！ (8月15日 12時) (
レス) @page49 id: 23621c8f5e (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺(プロフ) - 大好きです！！また更新されることを願っています！ (2022年5月5日 18時) (レス) id: 85717083f6 (このIDを非表示/違反報告)
さすらいの村人B - くぅ.....続きが気になり申す、、、 (2021年12月20日 9時) (レス) @page49 id: 38e13adc7f (このIDを非表示/違反報告)
クルイ@SOS同盟 - あ、好きです...頑張って下さい！ (2021年5月10日 22時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠の芽-にゃお(プロフ) - なにこれ神ですか！？！？！？一気見してこの時間になってしまいました、、、、さいこうですぅうぅつう！！！！！ (2021年2月3日 3時) (レス) id: b4d2a08102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショイ太郎 | 作成日時：2020年5月29日 8時
