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翌日。
スヤスヤと気持ち良さそうに寝ているレオを見る。
夢見が良いんだろうな、幸せそうな顔してる。
.
予想通り、昨日帰って来たレオは俺に「幹部になる」と知らせてくれた。部屋が変わる事も。誘われていた事も全て。
その時のレオの表情は幸せそうだったので、
良かったな！と笑ってやればレオは俯いて。
同室の俺に伝えなかった事を謝ってきて驚いた。
どうやら相当悩んでいたらしい。
レオは幹部さん達に憧れている様子だったから、
隣に並べる事に嬉しさと、自分の力が足りるのかという不安で葛藤していて。
…そして、幹部になる事で俺との関係がなくなるんじゃないかと、そんな女の子なら可愛らしい事を言うんだ。
俺はそれを聞いて、当初俺がレオにされたように、
馬鹿笑いして擽ってやった。…レオは案外擽られるのに弱かった。
心配すんなよ、俺達は地位が変わっても友達だ。
そう言えば、レオは嬉しそうに笑ったから。
俺はニッコリ笑って、おやすみ！とレオの頭を撫でたんだ。
.
深い所まで考えてしまう真面目くんなレオは、
今日を含めて５日は軍生活をお休みする。
荷物を運ぶのと、幹部さん達の中で決める事もあるし。
何より、この軍では幹部になると実力がどれ位なのか、必ず幹部さん達の一人と直々に戦うことになるから、その準備だ。
相手は事前に知らされていて。
…レオの相手はトントンさんなようだ。
あの人がレオを引き入れているんだから、当然といえば当然だろうなと思う。
その戦闘は一般兵の俺達も見れるようになってる。
勿論、幹部になって不思議に、邪険に思われないよう、実力を見せつける為に。
「(普通は戦って実力を見極めてから幹部入りだと思うんだけどなぁ)」
人を見る目があるから最後に持ってきたのかな。
そう笑みを浮かべつつ、俺はさっさと服を着替える。
軍人の朝は早い。朝から訓練があるのだ。
まだ6時だぜ？9時からで良くね？？もうちょい寝かせてくれりゃあ良いのに。
痛む身体に鞭を打ちながら、部屋を出ようとドアノブに手を掛ける。
「頑張れよ、レオ」
.
(……うん、頑張るよぉ、A)
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すみれいん(プロフ) - 構えていなかった為、まさかWrの国の方達がそうなると思っておらず、最初の2人でまじか…まじか……となり、続編に行く前にはティッシュを片手に持っていました。ありがとうございました！ (2020年11月1日 14時) (
レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
仰げば尊死 - 今後にきたいしてます (2020年6月1日 22時) (レス) id: d6069bd4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショイ太郎 | 作成日時：2020年5月20日 9時
