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＿＿＿Wrwr国。
軍事国家だからか、ちょっと他の国より戦争が多い血の気の多い国だが、普通に自然豊かで貧困問題は無い。
吹っ掛けられ、吹っ掛けてきたその戦争全てを勝ち取り、領土を増やし国を広げていっている国。
そんじゃそこらの国には負けない強さを持つ。
Wrwr軍。
14人の幹部を軸に動いている軍。
Wrwr国総統、グルッペン・フューラーが直々に率いている。
今まで幾つもの戦争を切り抜けてきた。
俺がそんな国の軍に入って…４年。
今日も今日とて訓練をしている。
体術、ナイフ、銃…
様々な事をこの訓練で教えられる。
その訓練は運動神経に自信がある者でも非常に厳しく、ついて行くのでやっとだ。
「これにて本日の訓練は終了する。各自夕食を取れ」
「「「はい！」」」
「……あ〜…っ」
暫くして訓練場に響いたその声に返事をし、直ぐに地面に沈む。
やっと終わった！！今日も厳しかった！！！
そう心の中で叫びつつ、夕食に遅れてしまう、
と疲れた体に鞭を打って食堂へ向かう。
「A！」
「う"おぅッ！！」
と、後ろから声が掛けられ、同時に背中を叩かれる。
後ろを振り向けば同じ部屋に住んでいるレオ……レオナルドだった。
「ンだよ、いってぇなぁ」
「まま、そう怒るなよぉ、飯行こ飯！」
「はいはい、わかってるよ」
そこそこに伸ばした金に近い茶髪を揺らして、前をルンルン気分で歩くレオ。
食べる事が好きな此奴は、飯の事となるといつもその蒼い双眸を宝石のように輝かせるのだ。
俺は呆れた様な溜息を吐いてからその後を着いていく。
「今日の夕食は何かなぁ」
「何だと思う？」
「ハンバーガー」
「店行け」
＿＿＿此奴とは、この軍に入った頃からの付き合いだ。
軍に入った当初、俺は緊張していて人とマトモに話せなかった。
そんな俺を此奴は馬鹿笑いして、
「同じ部屋の子にそう固くなられると困っちゃうよぉ俺」
そう愛想良く笑ったかと思えば滅茶苦茶擽ってきたので、反射的にぶん殴ったら泣かれた。
それを慰める時にはもう緊張は解けてたなぁ。
ちらり、いつの間にか前から隣に移動していたレオを見て口元が緩む。レオは、俺の大切な友人だ。
歩いていると食堂につき、料理を受け取っては他の友人達の元に向かって昼食をとる。
…勿論、その夕食のメニューはハンバーガーではない。
俺達はまるで家族のように、談笑しながらご飯を口に運んだ。
──
A
性別：男
年齢：21
身長：175cm
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すみれいん(プロフ) - 構えていなかった為、まさかWrの国の方達がそうなると思っておらず、最初の2人でまじか…まじか……となり、続編に行く前にはティッシュを片手に持っていました。ありがとうございました！ (2020年11月1日 14時) (
レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
仰げば尊死 - 今後にきたいしてます (2020年6月1日 22時) (レス) id: d6069bd4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショイ太郎 | 作成日時：2020年5月20日 9時
