30話 ページ32
鬼ヶ崎さんは何も言わずに食糧庫へ向かっていた。
『…あの、なんかごめんなさい……でもこんなの女子認定したらもうアカツキくんも女子になっちゃいますよ。それに、か、可愛いなんて…そんな簡単に言ったらダメです。いよいよチャラ男になります』
「よく分かんねぇが…嬢ちゃんは女の子でェ。何を言おうと、俺ら男子から見たらか弱い女の子なんでェ。だから、守んのは当然だろ」
『はぁ……』
「女の顔に傷なんて、一生残るもんだったら大変だろ。嬢ちゃんは可愛いから余計でェ」
『…………………ぁぃ…』
う、おおおおお!!!
うわぁぁぁぁぁ!!!
なんだこいつ…なんだこいつ!?
みんなはなんでこんなに叫んでんのか分かんないだろうけどさぁ!?私は小学生の時男子と遊んでたんだよ?ド田舎だから外で、走り回ってたんだよ!?昭和のガキだったんだよ!?
そんなやつが、今イケメンに?イケメンが言わないとカッコ悪い台詞をベラベラと言われたら、こうなるに決まってんでしょうが!!
とりあえず背中に頭突き決めとこ。
ていっ
ゴッッツゥ
「っが…!?な、なにす…んで…」
結構きれいに決まりましたね頭突き。いやヘッド…突き。
顔を歪めてふらついた鬼ヶ崎さんは、床に膝をついてこっちを見ようとした。が、その瞬間私がチョップを食らわせ、
『こっち向くなぁ!!!』
と叫んだため(頭を押さえて)静かに前を向いた。
「嬢ちゃん大丈夫かィ情緒が…」
『うっさいです私が今一番分かってるんだから…!』
謎に熱くなった顔を手で必死に扇ぐ。なんだ、なんなんだ鬼ヶ崎さんは。前も言った通りそんなの体制がないんだよ。みんなが驚くようなことで私は紅くなってしまうんだよ。
「………(ニヤ」
そんなことしてる間に、あっさり振り返っていた鬼ヶ崎さん。
……これ詰んだわ。
さっきの静かな表情はどこへやら、まるでなにかをからかうように楽しそうな顔をして……
「なんでェ、照れてんのかィ?(ニヤ」
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西音蘭(プロフ) - おおおありがとうございます!このあと…アカツキ(ちょっと)出てくるので待っててください! (2019年9月1日 19時) (レス) id: 1180864eae (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(2せい) - 更新おつです!!最近忙しくてあまり見れなかったけど、進んでて嬉しかった・・・!!続き楽しみにしてます!! (2019年9月1日 12時) (レス) id: 0ed3f31115 (このIDを非表示/違反報告)
西音蘭(プロフ) - お帰りなさいです!また見てくださってありがとうございます…!こういうテンションの主人公は書いたことがないのでいろいろ迷ってましたが、そう言っていただけてうれしいです!これからも夢主とナカゲノメンバーたちの絡みをお楽しみください! (2019年8月23日 19時) (レス) id: 1180864eae (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(2せい) - お久しぶりです!私がいない間もお疲れ様でした!いや〜相変わらず面白かったです!!主人公のテンションが好きですwwこれからも頑張ってくださいね! (2019年8月22日 22時) (レス) id: 0ed3f31115 (このIDを非表示/違反報告)
西音蘭(プロフ) - そうなんですか!( ゚Д゚)じゃあ…その間にたくさん書きためて、19日に見るときにビックリするぐらい作りますので!頑張ります!お婆様の家楽しんでくださいね!! (2019年8月7日 19時) (レス) id: 1180864eae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星蘭 | 作成日時:2019年4月23日 21時