15話 ページ17
地下一階 食糧庫
カリ「へくちっ」
地下室にはちょっとかわいいくしゃみの声が響いた。
ヒミ「大丈夫ですか?」
カリ「うー…あいつのが移ったのかしら…」
※あいつ→アカツキでっす。
ザク「食糧一月分といったところか」
ヒミ「当面はここでしのげそうですね」
食糧庫の棚一面には、隙間なく段ボールや発泡スチロールの箱が敷き詰められていた。
ヒミ「なにか軽食準備してきます」
ザク「ああ」
カリ「…ねぇ、それより…セイランちゃんがいないんだけど……ここに来る途中は会ってないわ
よね?」
ザク「ああ。もしかしたら食糧庫に集まるということも知らないかもな」
カリ「なっ……!」
カリンは一瞬絶望的な表情を見せた。
カリ「じゃあ、早く探しに…!」
ユズ「大丈夫だ」
不安気な表情で叫んだカリンの台詞を遮ったのはユズだった。
ユズ「大丈夫だよ。さっき、発砲音が聞こえたろ?あれ、多分Aだよ」
カリ「え?…確かに、そんなのが聞こえたような…聞こえなかったような……」
ユズ「だから大丈夫さ。Aは強い子だからね」
ヒミ「お母さんみたいですね…」
ユズの言葉で通常通り運転し始めたみんなは、各自ここに止まるために必要なものを集め始めた。
一方、ユズとカイコクは二人少し離れた場所でマンイーターのことについて話していた。
カイ「擬態?」
ユズ「ああ。アルパカ君が放送で言っていただろ?
『ミミクリー・マンイーター』 『模倣する人食い』の意だ」
カイ「人食い…」
そう復唱したカイコクの口角は僅かに、いや分かりやすいほどに上がっていた。楽しそうだ。
カイ「物騒だねェ…あの野郎よほどカンに障ったんだろうな」
ユズ「…顔が笑ってるぜカイさん」
カイ「路々さんこそご機嫌じゃねェか」
カイ「ふ…ふふふ…」
不気味な笑い声を上げているユズ。カイコクはそのあと独り言のように「目つぶしし放
題」などと呟き、それに続けてユズが「新種いっぱいにゃ…」と目を輝かせていた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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西音蘭(プロフ) - おおおありがとうございます!このあと…アカツキ(ちょっと)出てくるので待っててください! (2019年9月1日 19時) (レス) id: 1180864eae (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(2せい) - 更新おつです!!最近忙しくてあまり見れなかったけど、進んでて嬉しかった・・・!!続き楽しみにしてます!! (2019年9月1日 12時) (レス) id: 0ed3f31115 (このIDを非表示/違反報告)
西音蘭(プロフ) - お帰りなさいです!また見てくださってありがとうございます…!こういうテンションの主人公は書いたことがないのでいろいろ迷ってましたが、そう言っていただけてうれしいです!これからも夢主とナカゲノメンバーたちの絡みをお楽しみください! (2019年8月23日 19時) (レス) id: 1180864eae (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(2せい) - お久しぶりです!私がいない間もお疲れ様でした!いや〜相変わらず面白かったです!!主人公のテンションが好きですwwこれからも頑張ってくださいね! (2019年8月22日 22時) (レス) id: 0ed3f31115 (このIDを非表示/違反報告)
西音蘭(プロフ) - そうなんですか!( ゚Д゚)じゃあ…その間にたくさん書きためて、19日に見るときにビックリするぐらい作りますので!頑張ります!お婆様の家楽しんでくださいね!! (2019年8月7日 19時) (レス) id: 1180864eae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星蘭 | 作成日時:2019年4月23日 21時