第二十二話 再開への道 ページ17
あの後、二人と合流し食堂へ向かう。シッマが遅刻しなかったということで少し話題になった。
みんなが理由を聞いてもうるさいわ！としか答えなかった。心做しか赤くなっているような気もするが気の所為だよね。
遅刻常習犯たちをいつも通り粛清しご飯をいただく。
シッマがいるからだろうか？ ゾム様がやって来てしょくがい？と言うのをしていた。
他人ごとのように言っているが僕も被害者なんですけどね。
ゾム様は少し警戒はしているものの分け隔てなく話してくれる。
そういえばらっだぁとは仲が悪かった気がするけど……
食事を終え幹部たちは自分たちの持ち場へ戻っていく。僕はらっだぁたちと一緒に総統室へ呼ばれた。きっとこのあとのことを話すんだと思う。
総統室に着くと待ってましたと言わんばかりにグルさんが話し出した。
gr「もう荷物はまとめたか？」
tn「気ぃ早すぎるわ。」
gr「す、すまん。こんな堂々と他の国に行くことなんか無かったからな。」
そっか。らっだぁ達も普通に入国(不法侵入)してきたみたいだけど、普通なら捕まってるもんね。
それも総統様と一緒となると話は違ってくるもんね。あ！そうだ、大事なこと聞くの忘れてた。
「私も着いて行っていいんですよね？」
gr「あぁー、話は聞いている。もちろん着いてきてくれて構わない。」
「ありがとうございます！」
tn「このあとの動きについての確認なんですけど……」
そう言うとトンさんは全員に動きについて説明し出す。途中で少しきょーさんが補足を入れる。という感じで淡々と進んで行った。
全ての説明が終わったあと出発するための荷物をまとめるため僕含めらっだぁ達は部屋に戻っていった。
僕はこれといって持っていくものは無いので身なりを整えたりするくらい。
他のら運営や限界に会うのは久しぶりですごく楽しみ。なはずなのだが何か嫌な予感がする。これは僕だけ？
僕は自分の事を気にもとめずただ会えるという楽しみだけを噛み締めていた。まさか、苦しい思いをするとも知らずに…
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作者名：廻忌 | 作成日時：2021年1月18日 17時
