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『.....へ、』
どこか、見覚えのある。
カラスのような仮面を着け、マントを身に纏う男性。
どこかで会っただろうか。
「はじめまして、私、ディア・クロウリーと申します。」
『....あ!』
そこでやっと、ピンと来た。
ああ、なんで今まで忘れていたのだろう。この人は
『ツイステッドワンダーランドの...』
『学園長....』
この学園の重要キャラでは無いか。
*
「....おや、よくご存知ですね」
しまった。
私の小さな呟き声はどうやら不味いことに彼に聞こえていたらしく、彼は先程と打って変わって冷たい笑みでこちらを見つめた。
なんて言い訳しようか。
そう考えていれば
「...貴方のお名前は?」
彼がそう問う。
何とか逸れた?
安心したのもつかの間、私はあることに気づいた。
名前が分からないのだ。
そうえばと先程を思い出した
_前のことが思い出せない_
もしや、とある説を思い出す。
「...あの?」
どうしたものか。
学園長さんは答えない私をじっと見つめる。
そして私は冷や汗を流す。
そんな時
____
『!』
頭の中で、何か呼ばれた気がした。
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作者名:もすこみゅーる | 作成日時:2023年7月17日 13時