いい加減自称紙の妹やめてくれ【イナイレ】 (ページ6)

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アラビア語使いの涼野風介ページ6

集合時間を20分程過ぎた頃

唐突にLINEの着信音が鳴り響いた

すぐ側を歩いていた親子連れにガン見される

｢パパぁ、らいん来てるよー｣

｢パパのじゃないの｣

｢じゃあ誰の？｣

｢やめなさい｣

おいそこのお父さん、顔笑ってるじゃないですか

こっちはメッチャクチャ恥ずかしいんですけど!?

怒りと恥辱に塗れながらもLINEを開いてメッセージをチェックする

涼野から、謎の言語で何かが送られていた

｢誰から？｣

｢涼野｣

｢何て言ってるの？｣

伝えようとかするも諦めてスマホの画面を豊谷に見せる

｢…何これ｣

｢恐らくアラビア語｣

｢なんでわかるの？｣

｢彼奴ハマってたから｣

｢あー……涼野くんらしいっていうかなんていうか…｣

そんな豊谷の声を聞き流してGoogle先生に聞いてみる

LINEの文をコピーしてググる

すぐに翻訳の画面になった

翻訳した結果...悪いが、ハウスToyotani他人

｢…なんだこれ｣

｢ん？何？｣

スマホを覗き込んだ豊谷は画面を見ると笑いだした

｢あっはは!!ハウスToyotani!!!あっははは!!!｣

｢笑いたいのはわかるんだけどな、本文が分からないから笑ってる場合じゃねえんだぞ??｣

｢くくっ……だって、ハウスToyotani…｣

依然として豊谷は笑い止まない

晴矢はため息を吐いて涼野に返信を打つ

晴矢日本語で言ってくれ

するとすぐに返事が来た

涼野今豊谷の家にいる

涼野それと、豊谷に伝言頼む

涼野お茶なくなりそう!!!やばい早く買って!!!!

涼野今のはうさぎだ

返信する暇もなく次々と送られてくる涼野からのLINE

流石、授業中もスマホをやっているだけのことはある

｢涼野くん、なんて？｣

｢ん｣

画面を見せると、豊谷はピシイッと固まった

｢あんの、うっさぎがあ…!!｣

｢豊谷ー？戻ってこーい｣

｢それに彼奴もよ、原作にいないくせに調子乗って…!!!｣

｢豊谷??気を確かに持てよ？｣

｢あ、今のは独り言よ独り言｣

今のが独り言…
豊谷には一体どんな闇があるんだ(真顔)

｢待たせてるみたいだし、行こうか??｣

｢そうだな｣

歩き出した時、すれ違った兄弟の会話が聞こえた

｢にーちゃん、りあじゅーだ！｣

｢本当だ、早く爆発しねーかな｣

｢紅蓮の炎で焼き尽してやる…!!!(殺気)｣

｢南雲くん落ち着いて｣